第10話

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2024/09/25 15:43 更新
それから1週間、2週間と日は流れて行った
…俺は、いまもあいつに会いに行っていない
クロム
──────なぁ千空?聞いてっか?
石神 千空
…あ、あ?…あー、わり、もっかい
クロム
…なぁ千空、お前最近変だぞ?
大丈夫なのかよ
石神 千空
大丈夫だって、気にすんな
クロム
…もしかして、あなたと何か…
石神 千空
なんもねぇって、いいからほら、質問あったんだろ
クロム
…お、おう、
考えるのも苦しくて、あいつの名前も呼ばなくなった
ずっと、隠してた
あいつは、心配かけないために。

俺がそうした、俺のせいで病気が悪化した
あいつは優しいから
…その優しさに漬け込んで、俺はそばでずっと…

何を話した?
学校の話、家の話、親がうぜぇって話
実験の話、友達の話…?
他にも、色々、
あいつがやってみたいこと
あいつが見てみたいこと
全部、当たり前のように話した

…あいつは、苦しかったのかもしれない
ずっと、自分が出来ないことを話されて
……謝りたい…のに、あんなこと言ったあとじゃ、
石神 千空
……あ、?
石神 千空
…ここ、…って、301号室、?
俺は気づいたら、ひとつの病室の前に立っていた
不思議だ、無意識に来てしまった
石神 千空
……くそ、……帰るか、
踵を返して歩いた
歩こうとした
でも、





千空、?…居るの、?







微かに、聞こえた気がして
石神 千空
っ、
思わず
石神 千空
……あぁ、
一言返して、扉を開けてしまった
𝙉  𝙚  𝙭  𝙩 ↪︎

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