第21話

相談事
355
2026/03/01 06:00 更新
(なまえ)
あなた
…ただいま〜


控えめに家に戻ると昼間からお酒を飲んでいたのかリビングに突っ伏して寝ているお母さんが目に入った


………良かった…とりあえず帰ってまず最初に怒られるとかはなさそう

私は一安心してキッチンで今日の夕飯の準備を始めた
お母さん
ん……
(なまえ)
あなた
お母さん…おはよ

まだ寝ぼけているのか窓の外を眺めるお母さんに一応一声掛けた
お母さん
………あぁ…帰ってたの



今日は機嫌がいいらしく、私は少し安堵して作業に戻った


……ドズル社のことどうしよう…

お母さんに言うべき?言わないべき…?





怒るお母さんの顔が容易に想像できる…



私は勝手に震えだす手でスマホを取り出してドズルさんにメッセージを送った
(なまえ)
あなた
ドズルさん、少し相談があるんですけど…お時間大丈夫でしょうか?


すぐには既読がつかなかった。きっと忙しいんだろうな……


気長に待つことにしよう





私はそう自分に言い聞かせてスマホを閉じた
(なまえ)
あなた
お母さんそろそろご飯だよ
お母さん
分かったわ


今日は機嫌がいいみたい……多分夢川さんと会ったのかな…


媚びるような甘い声を受け流して私は食卓にご飯を並べ始めた
〜翌日〜
風雅
風雅
やべ〜!試合もうすぐだよ?ヤバくね?
結莉
結莉
落ち着いてって。部長でしょ?
風雅
風雅
無理だろ!考えてみ?全国につながる大会なんだぜ?
結莉
結莉
……


黙りこくってしまった結莉を見て風雅が目で私に助けを求めてきた
(なまえ)
あなた
ん〜…緊張するだろうけど風雅なら大丈夫だよ
風雅
風雅
〜〜〜〜やっぱあなたしか勝たんわ…!冷徹結莉なんかより言葉が温かい…!
(なまえ)
あなた
はいはい、ありがとね笑
結莉
結莉
そんな冷徹女に話しかけてきたのはアンタだけどね


雑談していると後ろに誰かが来る気配がした
愛菜
愛菜
風雅くんおはよっ
風雅
風雅
お!おはよ〜
愛菜
愛菜
ねぇ、もうすぐ大会なんだっけ…?私も見に行っていい?
風雅
風雅
もちろん!応援するやつが多いほうが盛り上がるもんな!


風雅は屈託のない笑顔で愛菜の言葉に受け答えをした


ひえ〜…モテ男ってすごい愛嬌だな……あの笑顔が自分にも向けられているんだ…

愛菜も受け入れてもらえてよかったね。多分一緒には応援できないけど……頑張って応援しよう!
愛菜
愛菜
嬉しい……何か差し入れ持っていくね
風雅
風雅
お?!マジか!楽しみにしてるな!…あ、ならあなたたちもなんか持ってきてくれよ
結莉
結莉
…図々しい……
(なまえ)
あなた
まぁそんな事言わずに…


私と結莉も同意すると風雅は更にまぶしい笑顔になった
風雅
風雅
じゃあ楽しみにしてるな〜!


そう言うと男子の輪の方に戻って行った



(なまえ)
あなた
にしても差し入れかぁ…何にしようね
結莉
結莉
愛菜
愛菜
ねぇ


結莉と差し入れについて話し合っていると、愛菜が私に話しかけてきた

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