宮益坂
お見舞いに持っていく花、どれにしよう…
咲希が喜びそうなものがいいんだけど…
……咲希、大丈夫かな
昨日、急に倒れた時は本当にびっくりしたな…
昨日
咲希、今日は音が少しいつもと違う…?
何かあったのかな…?
もしかして…
いや、考えすぎかな…、楽しそうだし、難しいところもしっかり上手く弾けてるし
私は気になったので、後ろへ振り向くと目が合った
___今まさに倒れようとしている咲希に…
バタッ
もっと私が早く気づけていれば…
そんな自責の念に駆られる
…気持ちを切り替えよう
このまま会ったら咲希を悲しい気持ちにさせちゃう
この花、かわいいから咲希が好きそうだな
これにしよう
これで、少しでも元気になってくれたらいいな
天馬家 咲希の部屋
そう咲希は笑う
でも私は知っている。こんな風に笑う咲希は、心配させたくなくて、しんどい気持ちを無理に隠していることを
飾り終え、ふと咲希の近くにある机に目をやると、そこには楽譜があった
シャーペンや消しゴムが置かれており、近くには消しカスもあって、ついさっきまで作曲をしてたような状態だった
良かった、笑ってくれて
咲希が笑ってると、私も自然と元気を貰えるな
ありがとうはこっちのセリフだよ
いつも私と一緒にくれて…
隣で笑ってくれてありがとう
アンケート
今回の話長かった?短かった?
長かった!
14%
ちょうどいいくらい
72%
短かった…
14%
投票数: 29票













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!