第2話

第一話
714
2025/12/08 08:59 更新
初めての学校ーー大きな窓から差し込む朝日が、向井康二の心を少しだけ緊張させる。
向井康二
関西から引っ越してきたけど……うまくできるかな…?
長い前髪を指で整え、眼鏡を直す。人目を避けて教室に入るつもりだった。
しかし、運命は残酷にも、教室の入り口で彼を待っていた。
岩本照
お、新入りだ!
その声に思わず康二は、立ち止まる。
教室の奥ーーそこには、学校一の人気者SnowManたちが笑顔で手を振っていた。
全員が放課後の文化祭や、ゲームの話で盛り上がっている。
向井康二
…えっと、あの、僕……
小さく自己紹介しようとすると、目黒蓮が鋭い目でこっちを見つめてくる。
ラウール
…あ、あれ?新しい転校生だよね?
ラウールがにこやかに声をかける。
優しいそうな笑顔に、康二の心臓が跳ねた。
向井康二
(めっちゃイケメンやん。声まで可愛い)
教室の端に座りながら、康二は心に中で推しグループの妄想を始める。
向井康二
めめらう、今日も尊い ボソッ
しかし、今目の前にいるのは、妄想ではなくリアルなSnowMan。
昼休みーー康二は弁当を広げ、静かに漫画を読もうとする。
すると、背後から気配が感じた。
ラウール
ねぇ、新しい転校生くん、名前は?
目黒とラウールがすっと寄ってくる。
周りの視線も2人に釘付けだ。
向井康二
…向井康二です。
照れ隠しに眼鏡を押し当てる。
目黒の目が細められ、ラウールはにっこり笑う。
ラウール
康二…か。いい名前だね。
目黒蓮
よろしく。
その瞬間、康二の心はドキドキした。
向井康二
(学校1の人気者たちに囲まれるなんて…。これ、絶対ヤバいやつやん。)
初めての教室で、転校生に康二は少しだけ後悔したーー
いや、同時に、少しだけワクワクしていたのだ。

プリ小説オーディオドラマ