あなたの下の名前 side
私は、私が起こした危害を全てなくす代わりに
自分の命を代償として死んだ
お兄さんに支えられてる時、
最後に静かにあるお願いをした
たったそれだけ
自分でも、願っただけで
どう言う形でどういうふうに
気持ちが伝わるかなんてわからなかった
目を覚ますと
どこかで寝かされていて、まだ
生きているのかもと思った
でも、そんな希望はすぐに打ち消された
私の手をみると半透明で、それは体全体にもなっていた
この体から、もう死んでしまって
幽霊になったんだって思い知らされる
辺りを見回すと何かを持った
イッテツを視界にとらえる
イッテツの共は近寄ると
手のひらにはUSBがあった
あのUSBは何処かの監視カメラの
映像でもあるのか、なんて考えていると
イッテツはどこかへ歩き出した
イッテツについて行ったら
お兄ちゃんや奏斗たちがいた
そして、イッテツが持っていた
USBは私の服から出てきたとのこと
それなら、私の思いはあのUSBから
伝えられるのだろうか
アキラがPCを持ってきて
USBを繋げてしばらくしたあと、
私そっくりの声が聞こえた













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。