第22話

第21話 ①-3話
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2026/04/05 12:00 更新
夕飯を食べ終え部屋に戻った

自分の部屋の勉強机に座りスマホを開くと

通知が来ていた

通知はナノから

とヒロからだった

先にナノから見た
ナノ
今日はありがとう!!
モワとたくさん話せて楽しかったしポップ書くの楽しかった!!また一緒にどこか行けたらいいな!
私は少し考えて
モワ
こちらこそありがとう
あのカフェ、存在は知ってたけど行ったこと無かったから楽しかった。また時間があったら一緒に行きたいね
と返した

また一緒にいるのも悪くはない

ナノだってナノなりに反省していたし

変わろうとしてくれていたんだから

それに応えてあげたっていい

と思ってはいる

そういえば、ヒロからも連絡来てたな

私はそれを思い出して

ヒロからの連絡を開いてみた
ヒロカ
モワって、ナノの事狙ってるっしょ?
                  17:25
ヒロカ
ごめんけど、モワに譲る気はないから
                  17:25
ヒロカ
間違ってたら気にしないで
             17:30
………え?私って、そう見えてたの?

確かにナノの顔を見てたりとかしてたかもだけど

そう見えるほどだったかな?


というか

ヒロはナノが好きなんだ

まぁ、初めて会った時も

2人がカップルに見えるくらい

距離近かったもんな



なんでだろ………ムシャクシャする

その形でいるつもりだったのに

その形でいろって釘を刺されてるみたいな


とにかく、何か返そうかな

いや、何も返さないほうがいいのかな?

既読無視もよくないしな………


というか、私がこんなムシャクシャ感じてるのって

やっぱりまだナノが好きだからなのだろうか

これから関係性が深まるかどうかわからない中で

私はまだ程よい距離感を維持しようと思ってる訳で

だがそこに、特別な存在にさせないと言われ

ある意味、特別な存在になるなと釘を刺されたようなもので

今のところ変わる予定はないけどいつか変わるかもしれない形に

縛りをつけられちゃったからムシャクシャ感じてるんじゃないか?


じゃなくて、思考がそれてるよ、なんだっけ

そうだ、ヒロになんて返すかだ

え、え?どうしよ?

私はグチャグチャしたままの頭を

雑に回転させて言葉を考えた


モワ
ぜんぜん、そんなつもりないよ!!
というか、ナノの事好きなんだ!!知ってると思うけど、ナノは素敵な子だから大事にしてあげてね!!
私はこう返した

私らしくない…あんなに感嘆符使わないんだけどな、普段は………

図星を突かれた人間と同じ反応してるわ………

そんな私の返信にすぐに既読がついた
ヒロカ
そうなんだ
よかった、僕の早とちりだったんだね
ヒロカ
ごめんね、こんな事言って
ヒロはそう返してきた

と言っても……

あんなにムシャクシャ感じてるってことは


私はまたナノに恋をしている


のだろうか

だとしたらさっきの返事は

半分嘘みたいなものだよなぁ



私はそう思いながらも

その日は学校の課題をやり

1日を終えた
3日後
私はその日は部活があった

だが、その日は部活どころじゃなかった

なんてったって
モワ
ソアがヒロと同じ中学!?!?
そんな事実が判明した
ソア
…うん、まぁ、一応…ね?
元はといえば大会に向け小道具を製作している時に

ソアにバイトをカミングアウトしたことから始まった
モワ
実はさ、私バイト始めたんだよね
ソア
えっ!モワが!?!?
自他共に公認のぐうたら娘が!?
確かに、私の話ししてると

みんなからよくぐうたら娘だって言われてるし

それを否定したことはないけどさぁ
モワ
それ、言い過ぎなんだけど〜?
ソア
てか、どこで始めたのよ
モワ
家の近くの書店
ソア
書店かぁ、モワって本好きだもんね
そういえば、ソアにはその話をしていたっけな
モワ
そこで、前に好きだった人も働いてたんだよね
ソア
え〜〜!何その恋愛漫画みたいな展開!!
モワ
そんなんじゃないよ
その人は片思いされてるしさぁ
私は無意識的に落ち込んだような声で言っていた
ソア
なにそれw修羅場的な?てか、それにしょげてるんだったらさ、またその人のこと好きになったんじゃないの?
モワ
やっぱり、そうなのかな?
ソア
てか、モワの好きな人見てみたいかも!
何か写真とか無いの?
私はそう言われスマホを開いてみた

でも、2、3年前の写真はすぐ出てこず

面倒くさくなって、ナノのアイコンになっている

ナノとヒロが映った画像を見せた
モワ
これだよ
すると、ソアは一瞬顔から感情が消えた
ソア
右がモワの好きな人?
モワ
うん!よく分かったね!
ソア
……左の人は、だれ?
真顔でソアはそう聞いてきた
モワ
ヒロカって言ってたかな
私もナノもヒロって呼んでるけどね
ソア
……間々田紘佳 ままだ  ひろか
フルネームを言うから私は驚いた
モワ
うん、ソア、知り合いなの?
ソア
うん、中学の同級生
と言うことがあり、今に至るのだ
モワ
ソアはヒロと仲良かったの?
ソア
え、そこそこかな…?
会ったら話すくらいだったかな
そういうナノの手は珍しく

動いていなかった
モワ
そうなんだ〜!
というか、ソアが珍しく手が止まってるねww
ソア
え、あー、早く作らなきゃね、
そう言って動き出したソアの手は

すごく焦っているように見えた

小道具製作をほっぽり出して

ヒロのことを聞きたかったが

そんなことはしていけないと私は思って

話題を変えることにした
モワ
てか、私が同性好きでも引かないんだね
ソア
まぁ、そういう人が近くにいることは
別に変なことじゃないからね
ナノはいつもの調子が戻らないままそう言った

と思えば、たちまち調子を取り戻したかのように
ソア
まっ、多様性の時代って言うもんね!
と言った

それがから元気なのはバレバレだった
                      終わり

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