" 葛葉 side .
昨日の夜、社長から潜入捜査をしている俺らに
一通のメールが届いた。
その内容は、お嬢と夢追さんが Villain に襲われて
夢追さんが怪我をした、明日の夜 … つまり今晩
本拠地にいる四人も合わせて Villain をぶち壊す。
そんなメールだった。
お嬢が襲われた?あの夢追さんが怪我?
頭がさーっと冷えていくような感覚になって、
ふと隣を見たら叶も同じ表情をしていて。
きっと視線だけでヒトを殺せるくらい、
昨晩の俺らは殺気に満ちあふれていたと思う。
部屋の扉に背をくっつけるようにして、
皆からの合図をふたりで待つ。
暫くすると、地が裂けそうなほどの轟音とともに
何かが崩落した音が敵拠点に響いて。
俺らは何か事前に掛け合わせるでもなく
同時に走り出した。
なんでお前らが俺を攻撃するんだ、とでも
言いたげな組織の男を叶が撃ち殺す。
早くもちさん達のところへ行きたいのに、
行く道行く道にうじゃうじゃと奴らが湧きやがる。
叶のサポートを得ながら片っ端から撃ち殺し、
殴り殺し、刺し殺し … 全く埒が明かない。
そうしてこの階層にいる組織の奴らを
全滅させた時、見慣れた派手なメッシュが
視界に飛び込んできた。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。