第17話

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2025/11/11 15:06 更新
陸
明日、放課後俺の家来てよ

昨日、急にそう言われてから私は緊張してばかり

陸の家に行くなんて
その日は授業中でも
陸の親御さんになんて挨拶するのが正解なんだろうとか
色々悩んで頭がいっぱいだった
あなた
ほんとに...いいの?
陸
いいよ全然、むしろ嬉しいし
あなた
陸のママやさしい?
陸
まって笑笑
あなた
ちょ、本気で聞いたよ!?
緊張して必死な私を見て笑う陸
陸
親夜遅くて、まだ帰ってこないと思うな
あなた
、そうなんだ
挨拶の文章めっちゃ考えたのに

でもちょっとだけ安心した自分もいる
あなた
あそうだ!陸、猫飼ってるんだよね
陸
そう!猫も見せたいわー
あなた
楽しみ!
あなた
お邪魔しま〜す
陸
はーい

まだ家に誰もいないから静かだった
案内されて陸の部屋に入る
あなた
わ、びっくりした!!
足の下を何かが通る感覚がして驚いたけど
それが猫だった

帰ってきたからか陸に近寄る猫

陸は座って猫を抱っこした
陸
かわいいね〜
陸に愛されてる猫が羨ましいって思った
陸
あなたもさわる?
あなた
うん!!お名前なんていうの?
陸
ゆきって言うよ
あなた
超かわいい、、ゆきちゃん!

私が名前を呼ぶと耳をピクっと揺らして
私の方に寄ってくる

ペットを飼ったことがないわたしは
もふもふしたゆきちゃんが可愛くて一瞬で虜になった
陸
気に入った?笑
あなた
うん!めっちゃ!!可愛すぎる

陸は私のためにおやつとか飲み物を用意してくれた
あなた
えー!ありがとう
陸
全然いいよー
てか、ゆきもいいけど俺にも構ってよー笑
あなた
ごめん!笑 めっちゃかわいいんだもん
そう言われてから多分数十分経った

私はハッとなって部屋を見渡して陸を探す
あなた
ご、ごめん陸!

部屋の隅でぼーっとしている陸
陸
...
あなた
遊んでたら、楽しくなっちゃってた
陸
嫌だ
私とは目を合わせてくれなくてずっと遠くを見つめてる陸

相当拗ねちゃったかなって思って
あなた
ごめん、本当にごめん
陸
俺とゆきどっちがいいの
あなた
え、陸だよ、陸に決まってるじゃん
私は必死にそう話した
陸
嘘つけ

明らかに拗ねてて、口を尖らせてそういう陸が可愛くて
あなた
笑笑
陸も猫みたい
陸
じゃあぎゅーしてよ
あなた
え、え?
陸
さっきゆきとずーっとしてたやん
あなた
え、それは、
陸
じゃないと許さないよー
両手を広げて待ってる陸がいる

いつも陸がぎゅーしてなんて言ってきても
恥ずかしくて断っちゃうからなんだかんだで初めて
あなた
わ、わかった
陸の言う通りにすると
ゆきちゃんよりも暖かい陸の体温を感じる
陸
笑 あなた好き
あなた
...恥ずかしいよー、
私のことを包んでた腕を外して私と目を合わせてくる
陸
なんか言うことないの
あなた
ごめん、なさい?
陸
違うでしょ
あなた
...あ、陸、好きだよ?
陸
そうそれ笑笑

普段あまり好きって伝えられてないから
珍しく口に出すと恥ずかしい
陸
よく出来ましたー笑
そう言って私の頭を撫でる陸
その瞬間、幸せだなって思った


世界中どこを探しても
陸に勝てる猫も、人もいないよ

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