私は幸せだった、

奈未が死ぬまでは＿＿＿＿＿＿

奈未は私の中で1番の親友だった、

馬鹿にしあって、笑いあって、

これがずっと続くと思ってた、

でも奈未は日に日に痩せて行って、

中一の冬、自殺した＿＿＿＿＿＿＿

あとから聞いた話だと、奈未は虐められてたんだって

奈未の異変に見て見ぬふりをして、

奈未が虐められてたことも知らずに

のうのうと生きてた自分に

腹が立ったし、情けなかった、

病室にはピーという機械音が響き渡るだけだった、

その後、

両親が離婚、

母が浮気してたらしい、

ﾎﾞｺｯﾊﾞｺｯﾊﾞﾝｯ




その頃の私は奈未がいなくなり、

言い返す気力もなくて、

ただただ肉体も精神も追いやられていくだけだった、

そんな日常になって少し経った時

学校で私が奈未を殺したと、噂が流れ始め、

クラスで私はひとりぼっちになっていった、

前は周りに人がいたはずなのに、

いつの間にか、仲間と呼べる存在はいなくなっていた

ﾊﾞﾀﾝ

中二の冬、家を追い出された、

その日は寒くて寒くて雪も降っていて

身体が凍えてこのまま死んでしまうのかな、って

その時、ある人が拾ってくれたの

今までの通行人は見て見ぬふりをしていたのに、

ゆうきちゃんだけは声をかけてくれた

手を差し伸べてくれた

久しぶりに、心があたたかくなった、

この人は大丈夫だ、って

その後はゆうきちゃんの家で幸せに暮らした、

沢山話して、笑って、

消えかけていた感情も戻って行った、

まだトラウマはあるけど、

ゆうきちゃんには沢山助けて貰った、

心side

親友が亡くなった上虐待なんて、、っ

私たちには想像出来ないくらい辛かったのかな、、

今はあなたがいつもよりもっと小さく見えて、

ただただ抱きしめたかった

ｷﾞｭｯ

この過去を誰にも言わず、ずっと我慢してたんだ、

ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ