あっという間に停学期間が終了して、復学になった。
喧嘩をして復学した事情からか、周囲の向ける好奇の視線に凄く居心地が悪い思いをしていた。
でも幸いなことに四人が話しかけてくれたから、すぐに落ち着いた。
そんな流れで、昼は学食で一緒に食べようということになった。
いつものれるなら個室トイレで食べて、ゆったり写真を見て時間を潰していたのに。
自分が学食の長テーブルに座ってることに、かなり違和感がある。急に明るい所に連れてこられて、目が慣れずパニックになるみたいな。そんな感覚か
告白前と同じように話しかける羽白星さんに、こったんも最初は嬉しそうにしていた。
でも、流れるように爆弾発言をぶちかます羽白星さんだ。
こったんも爆弾に気がつき、驚いている。
羽白星さんは、くにおやゆう君に頭を撫でられ気持ちよさそうに目を細めている。
やっぱり小動物かな。こったんは、気にしないという言葉が逆に気になったのかな。
寂しそうに微笑みながら食事をしている。
羽白星さんがれるの写真を見て不十分と言った原因、『深みのある解像度』とは何か、という問題
確かに、それを知ることができれば、未だ反応すらない
SNSにも意味ができるかもしれない。
れるしても、誰かの心を動かすような写真を撮れたら嬉しいけどし。
こったんは少し肩を落としながら、
れるの首に腕を回してきた
全く冗談に聞こえなかった。殴られた経験があるだけに。
れるは戸惑い、ちょっと怖くなり顔を俯かせて、身体を固くしてしまう。
チラッと視線だけ上げると、食事を続けているゆう君やくにおがぎこちなく笑っていた。
食器を片付けている時、
心に残った。
本当にその通りだ。
何か隠している目的はあるって、前に羽白星さんも言っていた。
それでも明らかに、彼が受ける不利益が大きすぎると思うー。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。