第26話

18
98
2025/08/01 01:30 更新


有一郎side

無一郎を背後に庇い、

次にやってくるであろう衝撃に向けてきつく目を瞑った



















ーザシュ





















肉の切れるような音が辺りに響いた






















だが、体のどこからも痛みは感じられない























不思議思い恐る恐る目を開けると、


















グワァ…!













ボタボタと血が溢れる腕を抑える鬼と…














(なまえ)
あなた
……












いつも腰に差していた刀を抜いたあなたがいた

















時透 有一郎
時透 有一郎
あなた…
(なまえ)
あなた
危ないところでしたね
(なまえ)
あなた
お二人ともどこか痛いところはありますか?
時透 有一郎
時透 有一郎
俺は特に…
時透 有一郎
時透 有一郎
無一郎は?大丈夫か?
時透 無一郎
時透 無一郎
ぼ、僕も大丈夫です…!
(なまえ)
あなた
それなら、良かったです((ニコッ
ッ…!オイ!!鬼狩りのクソ餓鬼!!
そこの餓鬼2匹は俺の獲物だ
殺されたくなきゃ、さっさと失せろ
時透 有一郎
時透 有一郎
ッ…!!
鬼の言葉に無一郎を抱きしめる腕の力がより強くなる

けれど、そんな俺たちの前に一本の腕が伸びた
(なまえ)
あなた
…こんばんは
(なまえ)
あなた
今夜は星が綺麗ですよ
(なまえ)
あなた
良ければ、お外でお話ししませんか?
逆上している鬼とは違う、冷静でどこか暖かみを感じる声であなたが対話する
(なまえ)
あなた
お腹を空かせているのは悲しいことですが、
(なまえ)
あなた
だからと言って人を傷つけて良い理由にはなりません
あ"ぁ?十年も生きてないようななりの餓鬼が俺に説教してんじゃねぇ!!
(なまえ)
あなた
別にお説教をしたいわけではありませんよ
(なまえ)
あなた
それに、私はあなたが人に危害を加えないと約束してくれるのなら、
(なまえ)
あなた
あなたを殺しません
(なまえ)
あなた
お友達になりたいんです
時透 有一郎
時透 有一郎
?!
時透 有一郎
時透 有一郎
(こんな化け物と友達になりたい?!)
“お友達”ねぇ…
随分と舐められたモンだなぁ!!!
まずは鬼狩り、お前ダァ
そんで、邪魔がいなくなったところで、そこで庇ってる餓鬼2匹を喰ってやる
(なまえ)
あなた
この方たちは、私が自分の命に変えてでも守らなければならない存在です
(なまえ)
あなた
それに、あなたは私に負けると思うので、
(なまえ)
あなた
大人しく言うことを聞いておいた方が良いですよ
さっきからごちゃごちゃとうっせぇだよ!!!
どうせお前みたいな餓鬼の鬼狩りも、
そこの餓鬼2匹みたいな貧乏な木こりもなんの役にもたたないだろう
いてもいなくても変わらないようなつまんねぇ命何だからよ
鬼はその言葉を言い終わると同時にあなたによって家の外に蹴り出されていた

自身よりも背が低く力も弱そうな少女が、

あんな化け物を蹴り出せるほどの威力を持っているというのは

俄に信じ難いことだが、

目の前で起きてしまったその出来事は信じるに値するものだった

プリ小説オーディオドラマ