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第7話

Mission 華城を探せ
585
2020/03/20 08:28






タイムリミットまであと1時間半。








??「もうこれ間に合わないんじゃねぇの?」








『…間に合う。』








??「どっからくんだよその自信は……ガンッ」








次々とアザが増えていく。









その度にもう時期死ぬなあと思う。










??「……本当にね。あのガキ共もちゃんと虐めてくんなきゃ…」









『…あいつらのことあんたが指示してたの』








??「そうに決まってんじゃん。お。そろそろ私帰るわ。」








『いやだ…!!ねぇ!!かえしてよ!!!』








??「必死になってる感じいいね?もっともっと泣き叫んじゃいなよ。

だーれも助けに来ないんだから…じゃね?ばいばーい!」










バタン、










いくら頑張って手錠を外そうとしても




手首に傷がつくだけでビクともしない。











ただ、私はここで死を待つしかないのか、そう思ってたとき










??「あなたちゃん!!どこにいるの?!大丈夫?!」










誰かの声がした、私の名前を呼んで私のことを探してくれてる、





でもその声に返事をする力ももう今の私には無かった。










何も見えない暗い部屋に、ただただ私の泣き声だけが響いた。

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