魔法士って、いわゆる……魔法使い??
いや、待て。魔法ってどういうこと??
クロウリーは杖をくるりと回す
その所作ひとつひとつが、どこか舞台役者のように優雅だ
あ、本当に棺に入ってたのか……
クロウリーは仮面越しに、じっとこちらを見る
彼は軽く杖を振る
わざとらしくため息をつく
クロウリーは軽く手を掲げ、部屋を見渡す
彼は杖を床に立て、背筋を伸ばす
羽根飾りのついた外套が揺れる
心の奥で戦闘態勢を解きながらも、好奇心が芽生える
ここが本当に“学園”なのか、まだ半信半疑だが――
目の前の椅子に座ると
クロウリーはゆったりと椅子に腰掛け、杖を床に立てたままこちらをじっと見る
名前を聞かれた後、
少し間を置き、ため息混じりにクロウリーは言った
思わず声が上ずる。棺の中から目覚めて、いきなりここまで話が通じるとは思わなかった
ここが異世界なら、日本なんて存在しないはず……
なぜ、この男は知ってるんだ?
クロウリーは仮面越しに軽く頷く
二人目?二人目って……
思わず聞いてしまう
クロウリーは杖を軽く回しながら、淡々と言う
思わず眉をひそめる
クロウリーはわざとらしく肩をすくめ、にやりと笑う
頭が混乱する。棺に閉じ込められていたこともまだ信じきれないのに、今度は二人目だと?
クロウリーは杖をくるりと回し、軽やかに微笑む
クロウリーの声が少し柔らかくなる
少し頭を傾げる。まだ想像が追いつかない
小さく息を吐く。胸の奥に少し希望が芽生える
空気が、ぴんと張り詰める
声が低くなる
クロウリーは両手を広げる
一瞬の沈黙
私は椅子から立ち上がる
即答。なんか、ナメられてるよな……
急に声のトーンが上がる
しばし睨み合い。蝋燭の火が揺れる
クロウリーが、にこりと笑う気配を漂わせる
クロウリーは椅子から立ち上がり、杖を軽く床に立てる
私は息を整え、拳を軽く握った
ここから何が始まるのか分からない――だが、確かなことが一つある
棺から目覚め、見知らぬ学園に立った瞬間から、
自分の物語は、もう止められないのだ












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。