第13話

番外編 星が瞬くその前に
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2025/07/30 09:30 更新
カフェを出た瞬間
少し冷たい風が頬に触れて、思わず目を細めた


玲さんが「寒くないですか?」って優しく聞いてくれて
その声だけで、胸がふわっと温かくなった


「ううん、ちょうどいいです」って言ったけど
本当はその優しさが、いちばん心地よかった


並んで歩くこの時間が
夢みたいで、終わってほしくなかった


ふと見上げた空に
小さな星がひとつ、瞬いてた


「ねえ、星出てきてますよ」
そう言ったとき、玲さんも空を見てくれた


でも
その横顔に気づいた瞬間
私の方が見とれてしまってた


玲さんが「絶対、すぐ誘います」って言ってくれた時
嬉しくて、どうしていいかわからなかった


「じゃあ…待ってます」
本音が、ついこぼれてしまった


バイバイしてからも
胸の奥がぽかぽかしてて、全然冷めなかった


今日の全部が愛しくて
頭の中が、玲さんのことでいっぱいだった


こんな風に人を想うなんて
自分でも、ちょっと驚いてる


でも
その気持ちを、大切にしたいって思った

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