二人(?)が出てきた扉から進んで来たは良いものの、
バカみたいに広い倉庫に出た。
数分徘徊してみて分かったことがある。
それは、ここが記録の倉庫だということだ。
実験の記録だったり、俺らのデータだったり。
あらゆる情報をここで管理しているようだ。
実験体の記憶もここで一括管理されているようだ。
いわば、完璧に削除する前の「ゴミ箱」なんだろう。
実験体-デルタの削除されたメモリー 4
とんでもなく胸糞悪い映像だった。
なんでこの記憶が消去されたのか...
まあ、何か都合の悪いことでもあったんだろう。
泣いて引き留める弟に無表情で別れを告げるって...
機械だし...なくてもおかしくない。
しかも異質な存在とか言ってたし、本来心はないものなんじゃないか?
...考えても答えは出ないな。
今の記憶は4とナンバリングされていた。
もう少し、見てみるか。
実験体-デルタの消去されたメモリー 13
棍棒に刃物がついたようなものが振り下ろされた瞬間、この記憶は途切れた。
口調からして…割と最近の出来事らしい。
ここを出る少し前くらい、か?
あいつに「倫理観」が欠けてるのは…
この出来事のせいか?
数年前
結局朝まで出してもらえなかったっけか。
実験といえば...
数年前
結局あいつらはどうなったんだろうか。
...これ、あの出来事関係なく実験台に情がないだけじゃないか?
___自分も、実験体なのに?
...昔に、何かあったのか?
今の4号に影響しているなら...記憶は、消されていない可能性が高い。
初期化される前に、助け出さないと。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。