ライアは腕を組んだ。
すると奥の方から誰かが走ってくる音が聞こえた。
彩月は水を発動させた。
俊一は喴狐に刀を振ろうとする。
俊一の動きも空操によって止まった。
威吾は無防備にも言葉を言った。
喴狐はある手帳を見せた。
※85話参照
喴狐が手帳を中身を見せた。
※前のページ⬇️

※喴狐が見せた手帳の中身⬇️
………これ、もし俊一に見られてたら、私の運命は終わりかもね…でも私は、先にこの文章を威吾が見てると希望にかける!よく文章を見てね威吾。実は前のページに書いてた手紙、無理やり俊一に書かされたの。じゃないと「威吾をすぐに殺しに行く」とか言うから…だから私は仕方なく書いたけど、これをもし俊一に先に見られてたら…私はもう…この世にはいないかもしれないわね…本題に戻すとして…俊一はあなたを利用して、"全世界人間"を滅ぼそうとしてる。私がもし殺されていたら、俊一…いや、そいつにとっては思い通りなのかもしれない…なぜなら、自分の計画をばらすやつがいなくなるから…
あなたが小さい頃、そいつは周りの人間から嫌われていたの。だけど、何もしていない…何もしていないのにどうしてバケモノ扱いにされるのか…そのバケモノ扱いになるようであれば、いっその事人間を消そうとしてたんだと思う。でもそれは自分だけの力じゃ絶対に無理だから、威吾を使おうとしてる。だから威吾。これを見たらあなたはすぐに俊一から逃げなさい。どこでもいい、どこにでも逃げていいから、あいつだけには捕まらないで…どうか…お母さんの最後のお願いを聞いて………。
そいつの思い通りになるとすれば、私は水と雷の能力を持つ人に殺される…そして、そのことを威吾に伝えて、上手く利用しようとしてる。そいつは元々その集団にいて、何せ、その水と雷の能力を持つ人たちの"隊長"だったんだから…私、見ちゃったんだよね…その2人がそいつのことを「隊長」って呼んでたの………。私はどうか分からないけど、そのことをボスに伝えて、ボスが殺すように、そいつに言ったんだろうけど、そこのボスもそいつの中では計画の駒だったみたい…ほんっと……私バカみたい。こんな人と付き合って…こんな家族に威吾を産んでしまってごめんね。もっと幸せな家族のところに行きたかったよね。大丈夫、私が死んでも、誰かがあなたを助けていずれ"家族"にしてくれる…もし、私が死んだら、空の上から、ずっと威吾たちの様子を見ておくね。今まで、ありがとう…辛かったけど、威吾がいてくれたから楽しかった…本当に、ありがとう…
お母さんより

























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。