現在時刻午前2時、丑三つ刻だ。
こんな真夜中に私は現在進行形で仕事をしている。
頭おかしいだろって思うだろ?俺もそう思う。
わたーしはーーー今ぁ〜〜〜♪ 会社にいまぁーーすぅ〜♪
家に〜私はーいまーせん〜♪ 仕事押しつけクソ上司〜♪
……こんなことやってへんで、はよ終わらせなアカンな。
私の名前はあなた。年齢は31。性別は女。好きなものはビール、ストゼロ、アサヒスーパードライ。
薄暗く発光するパソコンの画面を見続けながら、カタカタとタイピングを続ける。
疲労がたまっているのか、ものすごくタイプミスをしてしまう。その度に消すのマヂだるぽよ〜〜〜〜〜、殺して。
ふと、タイピングする手が止まる。
意図的に止めたわけじゃない。勝手に止まったのだ。
思えば、ここ最近ずっと手が痺れていた。動かしにくくてしょうがなかった。
謎に息切れもする。
ずっと座っているだけなのに何処で体力を消耗するのか。
どくどくと痛いほどに脈打つ心臓の音と、時計の秒針が動く音が頭にガンガンと響く。
痛い、痛い、痛い、あたまが、いたい。
それでも私は頑張った。
この残業地獄を終わらせていち早く帰るために。
だが、その意思とは真逆に私の意識は暗闇へ沈んでいった。
まさかこれが人生初の過労死だなんて思わなんだ。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。