あれ?お父さんとお母さん、こんなに優しかったっけ?まぁいいや…外食…楽しみ…
すると、お父さんがたか笑する
どういうこと?そういえば拓音は…
お姉ちゃん…
お姉ちゃん…
ダメ!仕返しなんて…お姉ちゃんらしくない!ちゃんとここはお姉ちゃんらしくしないと…!
数時間後
10:25p.m.
おかしい。こんなのおかしいよ…明らかに変…お父さんとお母さん、あんなハイテンションの人じゃない。大人しいはず…
それに、車の中だと大人しくなる。とても静かで、気持ち悪かった。
……あ!そうだ!拓音に…!
雨の中私は傘もささずにパジャマのまま走って拓音の所に向かった。
返してもらおうと努力したが、真逆の世界の彼は何も知らなかった。
次の日
咲音、あなたの筆箱が見つからないのは私が捨てたからよ。
前の仕返しよ…! ここから…巻き返してやる…!
私の復讐はこれだけでは終わらない…学校行けばわかるわよ…
そう…咲音の机の上に…
虫の死骸、花言葉が悪い花花瓶、悪口…
こんなもので終わらせてたまるか…
バシャァ!
♪ ピーンポーンパーンポーン↑
咲楽「今からぁ、有毒を校内に撒き散らしまーす!さぁ!苦しめ!もがけ!死ね!あっははは!!」
ピシャッ
ビーッビーッビーッビーッビーッビーッ
ぷしゃぁぁぁ…
グシャッ!
お姉ちゃんの動きが止まった…逃げるならいまだ…!
視界が…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!