彼氏なんていないけど…
次の日
お昼
え?私のお弁当を持って何する気?
お姉ちゃんは私のお弁当を屋上のさくの上から落とした。どうして、そんなことするの?
ほんとにそっくりだ…
次の日
お姉ちゃんはポケットからナイフを取り出して、私に向けてきた。
お姉ちゃんは私の腕を掴んでナイフで腕を切ろうとしてきた
お姉ちゃん…力強すぎる…!振りほどけない…!
このままじゃ…
いやああああああああああ!!!!
私はバッと勢いよく起きて、腕を確認した
包帯が巻いてあって分からない。
私は拓音の顔を見ると、涙が零れてきた。安心して泣いているのか、辛くて泣いているのか、分からない。
その後拓音と優麗愛さんの慰めで何とか落ち着いたけど、家に帰るのが怖い。
いつもより遅い歩きで、遠回りして帰った。
ふと前を見ると拓音が裏路地に入っていった
私もそのあとをついて行った。
すると裏路地の奥にどんどん進んでいく。周りは暗くなり、何も見えなくなるほど
私は気がついたら後ろの光が見えなくなっており、戻ろうとしたら
と、拓音の声が聞こえて、行こうとした道を見ると、拓音が近距離まで近づいていた
拓音は意味不明なこと言い出した
生贄が…なんて、怖い。逃げなきゃ
当たり前のように返事したらダメなのは分かってるのに…
あれ?私、寝ていたの?
頭が痛い。もしかして誰かに殴られたのかな…
周りを見渡すとオレンジ色のライトで部屋は照らされていた。私の周りには赤いロウソクが数本あった。
まさかと思い、動こうとするが、縄で縛られており、動けない
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。