第9話

8、お前がこの世界に送った犯人か
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2025/02/02 07:10 更新


───眠りに落ちたと思ったら
俺は謎の白い空間にいた。

あなた
辺り一面何にもねぇ…真っ白だ。

???
やあやあ、急にごめんね〜
すると後ろから物腰が柔らかそうな男の声が聞こえてくる。少し警戒しながら後ろを振り向く。

あなた
……誰だ
???
僕は…あ、ちょっと待って!タンマ!目頭にハイライト入れんの忘れた!
あなた
………




???
僕は世界を作った創造主。
人間達からは神様って言われているかな?
神様
君名前は?
あなた
……あなた……

世界を作った創造主……?神様………?
何を言っているんだろうと疑問に思ったが、気配からして只者では無いのが滲み出ている。

額から嫌な汗がにじみ出てきた。


あなた
……で、なんで神様が俺の前に出てきた?


神様
いやー、君をこの世界に
送ったの僕でさ〜…!
あなた
は?


……お前か!!!!!!!
この世界に送った犯人はーーー!!!!

あなた
ふぅ…取り敢えず1発殴っていいか?


神様
NO、NO!!!僕の顔に傷が!
あなた
………よし
俺は拳に力を入れて、右ストレートを決めようとする。すると何故か神様が逃げようとするので胸ぐらを掴み逃げられないようにする。
あなた
覚悟はいいね?
神様
ぎゃー!!やめてー!!



右の頬が腫れて膨らんだ神様が目の前で正座している。その前で仁王立ちしているのはこの俺だ。
神様
ずびばせんべじた!!
あなた
まあ、許してやろう。
神様
あびがぼー!!!


さて本題に入ろう。
そう言って俺も神と同じように正座をする。
 
あなた
で、俺をこの世界に送ってまでして何がしたかったんだ。


そう聞けば先程とはまるで違う顔つきになり、神が凄く真剣なのを物語っていた。

俺はその迫力にゴクリと唾を飲み込んだ。
神様
あなたは、忍術学園というところに天女が何人か来たのは知ってるよね?
あなた
ああ、教えてもらった。
神様
実は彼女らは私の部下のミスのせいで送り込まれてしまった魂たちなんだよ。
あなた
………待て魂って?
神様
…うーん、簡単に言えばその天女たちは死んでるってことだね。魂だけがその忍術学園に行っちゃったみたいな?
あなた
……それなら俺も死んでるってことか?
神様
うーん、今君は仮死状態的な感じかな?肉体は生きてるけど魂だけ離れちゃったみたい。まあでも時期に戻るよ。ある任務を達成すればだけどね…
あなた
仮死状態……任務??
それは何の任務だ!?
俺は神様の肩を掴んで揺さぶる。
帰る方法があるなら喜んでやってやる!
神様
忍術学園の学生さん、忍たま達の上級生と下級生にものすごーく深い溝ができちゃったのは多分知ってるでしょ?
あなた
それも教えてもらった。

神様
でさ〜


 まさか、いや、もしかして……!!
嫌な予感がまたゾワゾワと〜…!!

神様
上級生と下級生の溝を埋める、これが君の体に戻るための任務だよ!!
あなた
はぁぁぁぁ………

予感的中…やっぱり俺の嫌な感は当たるな。
俺は神様の発言に対してわざと大きい溜息をつく。

あなた
今日で2回も殺されそうになったのに、何で忍たま達の溝を俺が埋めなきゃならないんだ!!!
神様
普通は僕が部下の尻拭いをしてやるのが当たり前だ。だけど僕は天界から降りれないんだ。それに戻るチャンスはこれっきりだよ?逃していいの?
あなた
うぐ………
神様には凄く煽り散らかしてくる。でも事実、このチャンスを逃したら一体いつ自分の体に戻れるのだろう。

そう思うと余計に断りずらくなった。
あなた
分かった……やれることだけやる。
それでいいか?
神様
ありがとう!!!


神様は涙か鼻水か分からないぐじゅぐじゅな顔で俺に感謝をしている。きったね


あなた
それにしてもどうやって溝を埋めれば?



神様は、少し考えているような素振りをしたがすぐに何か思いついたかのように笑顔になった。


神様
どうやって溝を埋めるかは私も知らない、けどきっかけを作ってみたらいいんじゃない?背中を押してやるって言うのかな?
神様
結局は彼ら次第だしね
あなた
なるほど…?



神様
だけど、変に動いて殺されるのは嫌だろうし…ひとつ能力をあげようか。
あなた
へ?

神様は俺の額を指で小突いた。

何が変わったのだろう。

俺は手をグーパーと動かしてみたが特に何もなさそうだった。能力とはなんだろうか。

あなた
なんの能力を……?てか、俺まだ能力を貰うことに対して何も言ってねぇんだけど。

神様
能──は、リュッ───かけた!!オマケに──────を付けたから!
神様
てなわけでバイバイ!もし困ったら頭の中で僕の事を呼んでね!

あなた
前半何言ってんのか聞こえなかったけど、了解ー!!!



そして俺は重力に身を任せ、
意識を浮上させていった。

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