───眠りに落ちたと思ったら
俺は謎の白い空間にいた。
すると後ろから物腰が柔らかそうな男の声が聞こえてくる。少し警戒しながら後ろを振り向く。
世界を作った創造主……?神様………?
何を言っているんだろうと疑問に思ったが、気配からして只者では無いのが滲み出ている。
額から嫌な汗がにじみ出てきた。
……お前か!!!!!!!
この世界に送った犯人はーーー!!!!
俺は拳に力を入れて、右ストレートを決めようとする。すると何故か神様が逃げようとするので胸ぐらを掴み逃げられないようにする。
右の頬が腫れて膨らんだ神様が目の前で正座している。その前で仁王立ちしているのはこの俺だ。
さて本題に入ろう。
そう言って俺も神と同じように正座をする。
そう聞けば先程とはまるで違う顔つきになり、神が凄く真剣なのを物語っていた。
俺はその迫力にゴクリと唾を飲み込んだ。
俺は神様の肩を掴んで揺さぶる。
帰る方法があるなら喜んでやってやる!
まさか、いや、もしかして……!!
嫌な予感がまたゾワゾワと〜…!!
予感的中…やっぱり俺の嫌な感は当たるな。
俺は神様の発言に対してわざと大きい溜息をつく。
神様には凄く煽り散らかしてくる。でも事実、このチャンスを逃したら一体いつ自分の体に戻れるのだろう。
そう思うと余計に断りずらくなった。
神様は涙か鼻水か分からないぐじゅぐじゅな顔で俺に感謝をしている。きったね
神様は、少し考えているような素振りをしたがすぐに何か思いついたかのように笑顔になった。
神様は俺の額を指で小突いた。
何が変わったのだろう。
俺は手をグーパーと動かしてみたが特に何もなさそうだった。能力とはなんだろうか。
そして俺は重力に身を任せ、
意識を浮上させていった。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。