入学して数日、暖かい日差しにうとうとしていた昼休みのこと。窓側の一番後ろの席、つまり教室の角っこという最高の場所で舟を漕いでいた僕に彼は話しかけた。
この子は確か、何日か前の授業見学の時に僕と一緒にテヒョニヒョンのライオンに追われた子だ。
すっかり目が覚めた僕は彼に続きを促すように首を傾げた。
そんな部屋あったっけ?
確かあの時は朝から眠たくて、ほぼ寝ながら歩いていたようなもんだ。
そんなに大きな声出したつもりじゃ無かったんだけどな...。って、それはどうでも良くて。
放課後、教室まで迎えにきてくれたヒョン達に、慌てて帰り支度を済ませ学校を後にする。
箒に跨って空を飛びながら、今日クラスメイトから聞いた話をヒョン達にもする。家までは箒で飛べば30分で着くから十分話はできる。
あれ?先輩から聞いたってことは、他のヒョンたちも知ってるのかな?
これは、帰ったら尋問しなければ.........!
家へ帰ったはいいものの、ヒョンたちみんな出払ってるし!
いつもなら、とうに買い物も終わって家にいるはずのホソギヒョンまでいないよ....。
3人で首を捻ってローディング中になっていると、
"ガチャ"と玄関の扉が開く音がした。
みんなでぞろぞろ中を進んで行く。
よし、僕も手伝って早くヒョンたちを取り調べしなくちゃ!












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。