前の話
一覧へ
次の話

第1話

1_
166
2026/02/19 11:54 更新
あなた
ん…狭っ…
目が覚めると、真っ暗で、閉鎖的で、少し埃っぽい空間にいた。


どのくらい閉鎖的かと言うと、わたし1人入っただけで既にギチギチなほど。


まるで、ロッカーみたいな…否、そこはロッカーだ。


現に、壁らしき物に寄りかかった事で扉が開き、外に投げ出されていた。
あなた
うっ…い、いったぁ…
受け身を取りきれず、膝を強打してしまった。


負傷した箇所を確認してみたが、内出血はしていたものの目立った外傷は見られず、ひとまず安心する。


顔を上げてみると、そこには奇妙な光景が。
あなた
ここ、教室…?
あなた
窓には有刺鉄線、黒板は液晶で、壁と天井にはツタが生え放題…
整備が行き届いてるのか、行き届いてないのか、よく分からないな…
あなた
とりあえず、探索でもしてみよう。
少し歩いて分かった事が、ここが学校である事、草が生え放題のボロな事…などなど有益な情報は見つからず。


そんな時、後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
最原終一
あなた…!?
あなた
お、お兄ちゃん?どうしてここに?
最原終一
いや、それはこっちのセリフなんだけど…
最原終一
とりあえず、あなたは連れてこられた経緯とか、覚えてない?
あなた
うーん、言われてみれば覚えてないかも…
すると、お兄ちゃんの隣にいた金髪の人がわたしに問いかけてくる。
???
あのさ、キミにちょっと聞きたいことがあるんだけど…
???
最原くんのこと「お兄ちゃん」って呼んでるけど、もしかしてキミ達って、兄妹とか?
あなた
そうだけど…というか、はじめましてだよね。自己紹介しなきゃか。
あなた
わたしは最原あなたで、超高校級の解剖医ってのにこの間なったよ。
赤松楓
私は赤松楓。超高校級のピアニストだよ!
赤松楓
解剖医ってあんまり聞いたことないんだけど、どういうものなの?
あなた
すごく簡単に言えば死因を調べたりする人、ってところかな。
赤松楓
えっ…じゃあ、死体とかもかなり見てるってこと…?
あなた
いや、死体を生で見たのは1回だけ。
赤松楓
いや、1回見ただけでも十分すごいと思うんだけど…
最原終一
…赤松さん、この話はもう終わりでいい?
赤松楓
えっ?わ、分かった…
お兄ちゃんが強制的に会話を終了させると、学校のチャイムのようなものがそこら中に鳴り響いた。


音の鳴る方を見てみると、そこには青色、ピンク色、赤色、黄色、緑色のそれぞれ5匹の熊らしきものが映っている。


放送は割とすぐに終わり、内容を要約すると「始業式が始まるから体育館に来い」というものだった。
あなた
…じゃあ、行ってみる?
赤松楓
行かない訳にはいかないよね。きっと、他のみんなもそうするだろうし。
最原終一
そうだね…ちょっと不安だけど、行ってみるしかないよね。
ということで、わたしたちは早速体育館に行ってみることにした。
名前 . 最原あなた


身長 . 164cm


体重 . 51kg


血液型 . B型


誕生日 . 9月7日


好きなもの . つゆだくうどん


嫌いなもの . 年齢制限


特記 . 超高校級の解剖医

プリ小説オーディオドラマ