「聖戦ってなんですか?!」
現役中学生がボクの話に食いついてくれた。
「まず、ヒナをココへ連れてきた妖精は天使だ。」
「え?!天使だったんですか??私は本当の異世界転生していた??」
ボクは見届け役の妖精に指をさす。
「(まーずっと現実だったけど)そーだねw」
そして、ボクは今日の日のために、ほぼほぼ中二病なんじゃないかっていう皆と予め出会っておいて、示し合わせたようにココにやってきてもらった。
「天使様が悪魔を呼び出すなんて…前代未聞だなぁ~」
ボクは妖精に弱みを握ったかのように笑う。
『な、なんですか?!嘘を付いているのが、私だとでも言うつもりですか?』
「アンタが嘘を付いているかどうかなんて、ボクには関係ないよ。ただ、アンタがボクを呼び出してまで叶えたい願いは…『地球の消滅』だよね?」
「……………え?!?!」
ボクの話を聞いた一部がビックリした声をあげる。
「まー君の話でいくと、あと1時間で地球は崩壊するかもしれないわけだ。みんな、どーする?」
ボクは皆に振り返った。
「どうするって!私達はもうすぐ死ぬってことですか???」
「そー」
「それを防ぐ方法は何かないんですか??」
「あるよ。聞きたい?w」
皆がボクの話に耳を傾けようとした。
『皆さん!悪魔の声に耳を傾けてはダメです!』
天使が天使らしい言葉を言う。
「べつにボク達、天使と悪魔はいいよ?地球がなくなった所で困ること何もないからねぇ。皆がどうしたいのか、だよね。」
「……………。」
皆がどっちの意見を本当に信じたらいいのか?という顔をする。
「それじゃーこうしようか。地球が無くなるでの間、皆からの質問タイムにでもしよう?」
「それでは、質問です。何故『地球は消滅』させられるのでしょうか?」
カワタくんが挙手をした。
「そうだね。大まかに話させてもらうと、君たち人間を創った神様が殺されて、新しく指揮している者が新しい世界を作ろうとしているんだ。
けれど、新しい神様だけを信用してほしいと思った新しい神様は、自分よりも前にいた神様が創った人間が疎ましいみたいだよ?だから、一度ドカン!ってしたくて、でも自分の手を汚したくないから、悪魔にやってもらおう♪という魂胆、かな??」
「私達ってそんな理由で殺されちゃうんですか??」
アヒルが青ざめた顔をする。
「あ、あのあの…!ソクゴさんの胸のガラスは結局なんなんですか?」
抜いてはいけないと言われて抜かずにいた事がナオは気になるらしい。
「これはボクの『心残り』…なのかな」
ボクはズルい奴だから、ボクを忘れられないように皆との間にわざと叶えない約束を作った。
「ボクは天使に呼び出されたとき、天使の願いを聞く前に…ボクには心残りがあって、こんな気持ちでは新しい願いを叶えることは出来ない。って言ったんだ。おそらく、だからボクからこのガラス片をどうにかして人間に引き抜かせたかったんじゃないかな」
「そして、その後に叶えたい願いが『地球消滅』…」
ナマセくんのルービックキューブの面がいくつか揃ってきており、終わりはもうすぐのようだ。
「皆が、誰を信じて誰を疑うかは自由だけど、ボクにはボクしか出来ない事をさせてもらうよ」
ボクは一番最後にやってきた証人であるゴウにあるものを投げ渡した。
はい、何なんでしょうか(おい作者)
まあ簡単に言うと“ボク”は悪魔です。んで妖精さんは天使です。
昔々に人間を作った神様が新しい神様に殺され、別の世界を作ろうとしてるけど、昔の神様が作った人間が疎ましいから地球壊しちゃえ!ってことです(何一つ要約になっていないです、ええ)
さて、物語もだいぶ終盤になってきました。それでは次のお話でまたお会いしましょう!それではっっ!












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。