第7話

[第2話]ありがとうを音色に込めて
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2024/12/09 12:00 更新
第2話
それから数週間
女の演奏を聴きながら飯を食う日が増えていた

「お前は飯くわねーの、」

「お前クラスどこ?」

女のことを何となく知りたくなった俺は
 自然と質問が出てくるようにもなっていた
それでわかったことがいくつかある
食欲が薄いから昼飯はいつも食べずに
 ピアノの練習をしていたこと
俺が音楽室に通っていた期間は
体調不良で休んでいたこと
 一個上の先輩なこと、
 
 そして今日、
 いつもなら快く!という感じで
 質問に答えてくれていたが
 何故か今日はそうは行かない

「お前ピアノずっとやってんの?」

明らかムスッとしてるのだ

「なんだよ、ムスッとしてないで答えろよ」

「お前じゃないんですけど」

「あ?」

何言ってるんだこいつ?と抜けた声が出る

「真宮ミカ!私の名前ね!!
 全く失礼な」

 確かに考えてみれば
 もう数週間一緒に昼休みを過ごしているのにも
 関わらず名前を知るタイミングも掴めなかったのだ

「ミカ」

「なに!」

「お前も俺の名前知らないだろ」

「あ、、」

 はあとため息をつき
 ミカの近くまで行く

「近藤はるとだ」

「意外とふつーの名前なんですね」

「うるせえ」

 またいつもの席にどかっと座ると
 ミカもまたピアノを弾き始めた

 ミカは最初こそ怖がっている様子だったが
 それも人見知りなだけだったらしいし
 今はもうこの俺に対して
失礼なことまで言っくる始末だ

「ミカは俺の事怖くないのか」

「なんで??確かに派手な格好だけど
 中身普通じゃん」

「普通普通言うな」

さっきも言われたからと
だんだん機嫌が悪くなってくる
 
「普通嫌い?」

「……おれは、
 俺の嫌いなやつらと同じになるのが嫌なだけだ」

「へえー。嫌いな人って?」

「俺の事嫌いなやつが嫌い」

「それはそーねー」

 ミカも質問を投げかけてくることがよくあった
 でも毎度の如く質問への
回答には興味はなさそうだった
 ミカはピアノにしか興味がなかった。
 それがなんだか俺は悔しかった
 ピアノに負けた気がして。

「なあ、ピアノってそんなに面白いのか?」

「なになに、最初興味無いとか言ってた癖して」

「どっかの誰かさんのせいで
 やってみたくなった」

「ピアノはいいぞ〜?一生の趣味だからね!」

「じゃあ、早速……」

 ミカが言い終わる前にチャイムが鳴ってしまった

「なっちゃったね、、じゃあまた明日だ!」

「放課後でもいいぞ」

「えー?だってはるとくんいつも昼休み終わったら
 帰っちゃうじゃん?」

「ミカのためなら今日は最後までいる」

「私のためっていうか
単にピアノが触りたいだけでしょ」

 バレバレ〜と煽るような口調で喋りながら
 楽譜を片付けるミカ

「じゃあ午後の授業も頑張ってよ?
 初心者向けの楽譜見つけておくから」

「……うす」

 そのあとの
 午後の授業をちゃんと出席しているのを見て
 クラスメイトも先生も驚愕していた
スクロールお疲れ様でした
第2話もありがとうございました!
今回も全5話にしようかなあって思ってます!
少しずつ変わってくる主人公
この感じとてもへけです

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