俺には大切な人が居た
ずっと俺のことを気にしてくれて
俺のことを大切に思ってくれていることが伝わってきた
貴方は俺のことを大好きだと言った
俺も貴方のことを大好きだと言った
その気持ちに偽りはない
心の底からの思いで、嘘なんか微塵もなかった
だからこそ
失ったときの痛みは言葉に出来ない
喪失感がまとわりついて外の景色が見えない
涙が枯れそうになるまで泣いた
もう泣きつかれた
貴方の存在が消えてしまうのが怖くて
少しでも俺の側に居てほしくて
俺は今こうして___
嫌な予感がしてスマホのメッセージを見た
操青
<捷飛、今日来れる?
<大丈夫?もうそろそろ起きないと遅刻するよ
<寝てる?
<(:3[▓▓]
<Are you ok?
<起きた捷飛へ、遅刻してもいいから来てください
<今日部活だけね
<直接会って言いたいことあるんだよね
<もし体調悪かったら無理すんなよ
<部活終わったら俺速攻向かうから
インサイドパス
インサイドトラップ
軽くドリブルをしながらフェイント
そしてトゥーでゴールする
簡単にウォーミングアップをして戻ろうとした
その時に視界の端に赤い髪が映った
1人で歩いていた
部活には入ってないと本人は言っていたのに
休日でも普段から来ているのだろうか
「模擬戦しないのかねー」
「あー晴でいいよ、はるちゃんでも」
「すげぇ礼儀正しい後輩だこの方」
「捷飛君って呼んでもいい?」
「やったぁ後輩だー!!」
「樹、この方めっちゃ礼儀正しい!!」
「いやもう自己紹介のときからそうだったでしょ」
「ごめんねーうるさい先輩が」
「元気と言ってくれ」
「いや天気の間違いでしょ」
「俺が"晴"って漢字だから?」
「面白いこと言ってくれるじゃーん!!」
「これだからテンション高い奴は…」
「あぁ、天気な先輩だな」
「ううん、これからもまた話そうな」















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。