第21話

合宿 『顔面レシーブはするものではありません』
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2025/03/30 12:34 更新
あなた
本日青葉城西と白鳥沢を兼役してマネージャーをいたします。音駒高校二年の黒尾あなたです。
あなた
よろしくお願いいたまします。
私はそう言って青葉城西高校の皆さんに一例をした。
すると、とある方が近づいて来ました。
及川徹
俺主将の及川徹!よろしく〜!
あなた
えっと…。
あなた
これはサプライズか何かでしょうか…?
今の状態とは。
私が及川先輩が私を壁沿いに追い詰めて手を顔の近くに置く…世間で言う”壁ドン”状態ですね。

及川先輩はいつも初対面の人に壁ドンをするのでしょうか。


???
及川ァァ!他校のマネに手を出してるんじゃねぇ!

バシィッ!!

この人は確か…岩泉先輩。

岩泉先輩が及川先輩の頭を弾くように叩きました。
い、痛そう…ですね。

及川徹
痛いよ岩ちゃん!!
花巻貴大
ごめんねマネちゃん。
松川一静
女の子に手を出すなんて最低〜。
あなた
あはは…(笑)

やはり女の子だと思われていましたか…。

もう毎回言うのも面倒臭くなってしまったので、その設定でいきましょうか。
あなた
スポドリを作ってきます。練習を止めてしまいすみませんでした。
及川徹
律儀だね〜。
岩泉一
お前も見習え。

次々と練習に戻っていく青葉城西高校の皆さん。

私は少し見学してから、スポドリを作りに行きました。


あなた
よし…。

無事スポドリ作りを終え、まずは青葉城西高校さんのベンチにドリンクを起きました。

タオルの準備もバッチリです。


矢巾秀
くらえ国見!俺のアタック!

バチッ
国見英
あっ…。

矢巾先輩が打ったアタックが強く、国見さんがレシーブミスをしてしまったようです。

すると、そのボールが私の方へ向かってきました。

岩泉一
危ねぇ!!
及川徹
避けてー!
あなた
えっ…。

刹那の瞬間、そのボールは私の顔面に当たりました。
そして、かけていたサングラスが落ちていったのを確認しました。
あなた
ッ…
鼻血が勢いよく出てきます…。私は鼻を左手で強く抑えました。
青葉城西高校の皆さんが私の方へ駆け寄ってきます。

まずいです。

非常にピンチです。

顔を直接見られてしまいます。

兄様と研磨さんとの約束を破ってしまいます。

あなた
だ、大丈夫ですっ!!私の元へは近寄らないでくださぃぃ!
及川徹
ダメでしょ!今すぐ保健室行こ?!
国見英
すみません…俺のミスで…。
岩泉一
大丈夫か?!顔、よく見せてみろ!

あああああああ…。
まずいです…。


顔を見られてしまいました。


約束も守れない男で、すみません兄様、研磨さん。

あなた
大丈夫…ですぅぅ!!
及川徹
……えええええええ?!?!
岩泉一
顔面偏差値高…。
花巻貴大
イケメェン…。
金田一勇太郎
ッ…?!

皆さんが顔を紅潮させ始めました。


あなた
すみません、私なんかの素顔を見せてしまい…ひゃっ?!

先程よりも強く手首を握られ、勢いよく及川先輩に壁に迫られました。


及川徹
あなたちゃん…俺と付き合ってくれない?
あなた
わっ、




あなた
私は男ですぅぅ!!!


私の断末魔が、体育館に響きました。

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