Youside
You「…」
朝がきた。
JS「ん…」
ジスが寝てるから静かに体を起こした。
今日はクプスと会えるってホシが言ってた。
お着替えをして、ご飯を食べて、出かける準備をしないといけないんだって。
いつもご飯を食べる所に行く。
You「…」
MN「あ、おはようあなたちゃん!」
つもりだった。
MN「クプスがね?荷物を取りに行くから一緒に来て欲しいって言って来ちゃった。あ、他のメンバーには内緒ね?」
You「いっしょに…」
MN「うん笑クプスは私が一緒にいないとダメみたい笑」
ドアを開けた所にオンニがいた。
笑ってた。
MN「あ、あと、あなたちゃんには絶対言わないでって言われたんだけど…」
You「…」
MN「もうクプスのこと自由にしてあげてくれないかな…?」
自由…?
MN「あなたちゃんがいると好きなことが出来ないって。邪魔だって言ってたの。」
邪魔…?
You「…くぷす、きますか?」
MN「…」
You「くぷす、」
まただ…痛い…
ぎゅっと服を握った。
どうすれば痛くなくなるのか分からなくて、ただ誰かにいて欲しいって思った。
ーガチャ
SC「…あなた」
You「…くぷす、」
でも、クプスを見たら、もっと痛くなった気がした。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。