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第5話

4話 対人戦闘会1-2(初戦)
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2026/07/18 08:02 更新
~レイラ(rir) 視点~

生徒会長の合図と共に、全員が動き出す。
サオリ先輩は上から、ゼンさんは正面から2人を攻める。その2人を遠ざける様に、シイナさんが風を吹かせ、2人は会場の中心に着地した。2人は、またシイナさん達を攻めるために走り出そうとしたが、強い風が自分達を囲み壁の様に立ちはだかった。
ゼン・パスーミョ
正面突破じゃだめですか?
ゼンさんの声が聞こえる。離れているのに何故聞こえるのか疑問になり、ロンリー先輩に聞くと、先生の能力だと教えてくれた。結界といいこれといい、便利な能力者が居るようだ。
納得している間にも、会話は続いていた。
サオリ・グーリン
いえ、これだと突破しようにも吹き飛ばされます。
なので、風を遮る為に恐竜を召喚します。
サオリ・グーリン
その間、私は非力なので、ゼンさん守って貰っても良いでしょうか。
ゼン・パスーミョ
勿論です。
会話後、サオリ先輩が恐竜を召喚させ、風の壁に直角になるように恐竜を移動させた。風は無事遮られ、脱出することができた。でも、目の前には攻撃態勢になっているガンジス先輩が居た。
瞬間、会場中に尋常じゃない程大きな声が轟いた。
ガンジス・ソヌス
うわあああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!
入場時に配られた耳栓をしても、耳の奥を貫く様な感覚に襲われた。鼓膜が破れたのか、先輩達の声が聞こえない。それを見てか、ヒナさんが能力を私に使った。
ヒアナ・フォールス
どう?聞こえる?
レイラ・ゼース
…聞こえる!
ティーナ・ラテックス
良かった。ヒナちゃんが居て。
ロンリー・ウパロディア
レイラさんは、まだ耐性がないから耳栓だけじゃ足りなかったみたいだな。
耐性が付けば耳栓だけで耐えれるのか…。
視線を戦場に向ける。其処そこには、頭を抑え蹲うずくまるサオリ先輩とゼンさんが居た。先程の声によるものだろう。
今の2人を見て、チャンスと思ったのか、シイナさんとガンジス先輩は攻撃を仕掛けた。
あと少しで攻撃が入るというところで、サオリ先輩が瞬時に立ち上がり、ガンジス先輩にアッパーをいれた。
サオリ・グーリン
油断は禁物ですよ。何時、敵が力を取り戻しているか分かりませんから。
倒れ込んだガンジス先輩を見て、そう言う。
その後、シイナさんを殴ろうとしたが、既に後方へ下がっていた。
サオリ・グーリン
ゼンさん。まで動けますか。
ゼン・パスーミョ
…ふう。
ゼン・パスーミョ
はい、いけます!
ゼンさんは、そう言うと【完全白熊状態】になった。
動けないガンジスを横目に、シイナさんの方へと攻め入る。
シイナさんは、攻撃を避け、2人を反対側の壁に吹き飛ばし叩き付けた。だが、2人は動きを止めず、そのまま同じような攻防が続く。
少し経ち、シイナの動きが鈍くなり、吹き飛ばす威力が弱くなった。その為、2人は中央までしか飛ばず、直ぐに攻撃しようと走り出そうとした。
刹那、目の前が砂嵐により見えなくなり、行動を拒んだ。誰も予想していなかった、戦場にある唯一の障害物​─砂を利用したのだ。
サオリ・グーリン
最後の足掻あがきですか。こんな事しても無駄ですよ?
2人の勝利は殆ど確定している。サオリ先輩の言うことは事実である。会場に居る殆どの者がそう思った。だが、ロンリー先輩達は違った。
ロンリー・ウパロディア
…先輩の負けだな。
ティーナ・ラテックス
はッ…!
やるじゃん。
そんな2人を不思議そうに周りの人間は見た。
でも、結果的に2人の言う通りだった。
砂嵐が絶えず起こる。足掻あがきだと思われたそれは、ちゃんと作戦であった。
突如、キーンと耳の奥を突く様な鋭い音が響いた。何事かと思うのも束の間、地面が割れる程の轟音が響いた。​戦闘から離脱したと思われたガンジス先輩がまだ動けたのだ。
2人も、開場中人間も、シイナさんも。全員が頭を抑え、地面に這い蹲る。意識が飛びそうになった2人に、割れた地面によりできた岩が勢いよく飛んできた。動く事すら出来ぬまま、もろに当たり、戦闘不能となった。
勝利したのは、シイナさんとガンジス先輩。誰も予想出来なかった勝利だった。
 

その後、全員が回復し、4人は握手を交えた。
ガンジス・ソヌス
お疲れ様でした。
シイナ・レイマーエス
いやーギリギリでした。
ゼン・パスーミョ
次からはあの技使わないでくださいチギカラハアノワザツカワナイデクダサイ
ロンリー・ウパロディア
多分この場の全員が思ってる。
ここまでは、和んでいた。
サオリ・グーリン
まだ動けるとは思いませんでした。半殺し・・・にするつもりで殴ったんですけどね。
サオリ・グーリン
油断が今回の敗因ですね。
この発言の後、会場の空気が凍りついた。
ロンリー・ウパロディア
さっきの試合、制限時間15分までに決着ついたのに、長く感じたな。
ティーナ・ラテックス
レイマリと先輩達の戦いがハラハラさせたな。
感想を言い合い、次の試合を待つ。
因みに、地面は気づいたら直っていた。
 
レイラ・ゼース
次は…。
次の試合について聞こうとしたら、先輩方が立ち上がった。
ロンリー・ウパロディア
ちょっと話してくる。レイラさんの時には帰ってくるから。
ティーナ・ラテックス
私達の代わりに、人呼んどいたから。
ティーナ・ラテックス
んじゃ後で。
そう言い、走っていった。
私は、唖然とし固まってしまった。
私の肩を、ヒナさんがポンと叩いた。
レイラ・ゼース
あの二人、結構マイペースなんだ…。
~ロンリー(up) 視点~

暫く走り、待機所に行く。
皆、試合開始5分前に来る為、今は基本人がいない。だが、彼は違う。自身の試合よりも一つ前の試合の頃には居る。それを見越してここに来た。​─今が、話す絶好の時だからだ。

ドアを開け、お目当ての人物を見つける。
ロンリー・ウパロディア
イエン。
そう呼びかけると、こちらを振り返り、近づいてくる。
左眼を包帯で覆う彼の痛々しい姿が、俺達の目に入り込んできた。
【トーナメント表について】
〇〇→モブ
使用したサイト【Tournament Note】
↑第1トーナメント
第2トーナメントは全員モブです
第1の勝者と第2の勝者が戦って優勝チームを決めます

【次の話について】
pixivの方ができていないため、一旦ここで投稿がストップします
近いうちに書くつもりなので、少々お待ちくださいm(_ _)m
【設定】
4話時点での公開設定⬇

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