前の話
一覧へ
次の話

第41話

41
720
2022/04/30 09:22 更新
道枝駿佑
!?!?
(なまえ)
あなた
あ、おはよう。冷蔵庫勝手に漁ってごめんね


俺が起きると、そこにあなた先輩はいなかった。


歯磨きをして慌ててリビングに降りると、シャツ一枚の上からエプロンを着て料理をしている先輩。


先に起きて朝ごはんを作ってくれてたみたいだ。



道枝駿佑
あ、ありがとうございます……………
(なまえ)
あなた
んーん……昨日、運んでくれたみたいだし



昨日の先輩の肌の感触を思い出して、ブワッと体が熱くなった。


この…………この頼りない手で、先輩の体を触っちゃった…………。



アホ、早よこの煩悩を取り消せ!!



道枝駿佑
……………あなた先輩



名前を呼んで、キッチンの方に歩いて味噌汁を作る彼女の隣に並ぶ。


彼女は味噌汁の入った鍋から目を離さず、『何?』とだけ返す。
道枝駿佑
先輩……………昨日何の夢見てましたか?




彼女が、夢の中で『好き』と言った人物が,どうしても知りたい。


もしかしたら、この前彼女のスマホにちらりと見えた小動物に言ったのかもしれない。


好きな食べ物があったのかもしれない。



どんな種類の『好き』でも、彼女の事なら俺は知りたかった。




(なまえ)
あなた
昨日見た夢………………
(なまえ)
あなた
恥ずかしいけど、………………道枝くんかな
道枝駿佑
え!?
(なまえ)
あなた
なんでそんなに驚くの(笑)。道枝くんとね、遊園地に行ってた
(なまえ)
あなた
……………道枝くんといると、楽しいから。一緒に遊園地行きたいなって願望があったのかもね


耳を赤くして目も合わせず話す彼女が可愛い。


でもこっちを見ないのは好都合。俺もすっごく真っ赤だ。



嬉しかった。




あれは、どんな種類の『好き』なんだろう。


俺に向けた『好き』なのかな。



だとしたら、友達として?それとも、男の子として?




気づいた時には、大きな声で発言していた。





道枝駿佑
だったら、俺と遊園地行ってくれませんか!?
(なまえ)
あなた
え、と……
道枝駿佑
お、俺も、先輩と遊園地行きたいですっ。できれば、ふ、二人で………



『二人で』。


こんなの、まるでデートやんか。



でもそれでいい。俺は先輩が好き。大好きやから。




(なまえ)
あなた
……………楽しみ






その笑顔を、もっと見たい。








プリ小説オーディオドラマ