紺ちあみ。
あの変なモモンガみたいなのが背中にいつも引っ付いている。あれは弟切くんにも見えている。
でも、多分あの白玉龍子っていう人も見えてる。
だってずっとガン見してるんだもん私の事。
演技が下手なのだろうか
ちらりと弟切飛の方を見る
目があった。バクが通訳する
小さく頷く。
つい最近のこと、高友みゆきが異常な程に狂っていた。
叫んだりして、ついには廊下を抜け出した
それだけを言い残して
弟切くんも、白玉龍子も不思議そうに見つめている
でも私には見えてた。手に持っている鍵が
今回もあなたの下の名前は最初に食べ終わり、
屋上に登ろうとしていた。
その後に弟切くんも来た。多分一緒の目的だろう
ゲッ、
何を言うかは分かっている。多分止められる
やっぱりだ。止められるし、聞かれる。
面倒臭い
おいおい戦うつもりかよ
めんどくないの?
ほら、やっぱり止められた
いかにも思い出したかのようなポーズをとった
口を開いたのはバクだった。のに
珍しい、弟切くんが大きい声を、
そんなに私は驚きもしなかった。
だって、最初に会った時、すごいラムの方見てたんだもん。隠す気ないのかなって思ったぐらいだよ
良かった。隠す気はあったみたい。下手くそすぎるけど
違う話で誤魔化す作戦か。下手くそすぎる。
ん?
高友さんが持っていたのは____
咄嗟に上を見る。人影が見えた。
つられて弟切くんと灰崎さんも見る
そう言った瞬間、全てわかった。
高友さんはあそこから飛び降りようとしている。
どうしてかはわからないけど飛び降りようとしているのは確かだ。
助ける?どうやって?今から上がる?いや無理だ。
そう考えている途中、地面に鈍い音が響いた














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。