昼休みが終わった直後、教室に着いた
なぜか扉を開く手が引ける
そうだ、風流あなたの下の名前がいるからだ
変な噂を流されたりしないだろうか、考えただけで
心臓が怯えるのがわかる。でもこうやってずっと立ってる方がよほど客観的にも自分的にも変だ
飛は思い切ってドアを開けた
案の定クラスメートにガン見された
駆け寄ってきた白玉さんも固まっている様子だ。
多分だけど白玉さんはクラスメートとは違う意味で固まっているのだろう。
どうやら風流さんは何が起こったのか分からない様子だ
良かった。『そういう関係』とは思われなさそうだ
にしてもそんな拒否されたらなんだか傷つく
そういって風流さんは少し上を見て飛を見る
やっぱり目が逸らさない。
いますぐにでも逸らしたいのに
間違えてはいない。間違えてはいないのは違いない
だが、そんな言い方をしたらまた『そういう関係』
として噂されはしないだろうか?
いまその噂はないと考えて安堵していた所だったのに
意外にも大きな声を出してしまった。
四人。間違えてはいない。
バクとラム、それと風流さんと自分
そうしてこのミニ事件は『幼馴染』という設定に収まった
....なんで?
放課後、白玉さんが早速向かってきた
恐る恐る白玉さんが聞く
曖昧に返事をする
そう返事をしながら飛も帰りの準備をする。
あった。あったけど、言わない方が良い気がして、言わなかった














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。