必死に話しかけてくる奴は用務員の灰崎と言うらしい。
そう言って灰崎は猛スピードで屋上へと向かうのであった
口を開いたのはバクだった。でも同時にもう一人喋った
そんなの
途端、二人は顔を見合わせた。
こんなにシンクロするとは思わなかったから
そう言って二人はスルスルと降りて行った
廊下を歩いている時に心の中で言う。
バクにもその考えが分かっている。一心同体なんだから
違う。そうじゃない
そんなことはバクも承知の上で言っているんだろう
隣の風流さんが言う
なんだろう。こんなに笑う日があるの久しぶりだ。
楽しい
初めて本当の自分の好物を言った気がする。
ラムネはラムネでも、お菓子の方じゃない。
飲む炭酸の方だ。中にビー玉が入っているのもなんか好きなんだ
声には出さなかったが表情に出ていたかも知れない。
風流さんもバクもラムも自分のことを見てなかったから気づいていないと思うが。
少しだけだけど、笑っていたと思う
あの二人、同じカバンを背負ってた。
そして二人とも喋ってた。
いや、四人か、四人とも喋っていた。
Eveさんの展示会ギリギリ当選したぁぁぁぁぁ!!!
やったぁぁぁぁぁぁあ














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。