蓮side
辰哉の声しか聞こえなかった
"そこに康二はいるの?"
そう聞きたかったけどやめておいた
やっと康二の声が聞こえた
辰哉の声の次に俺が安心できる声だ
2人に入室を促して目を伏せた
だけど俺の目にはっきりと見えたものがある
辰哉の目にも康二の目にも涙のあとがあった
2人とも俺を思って泣いてくれたのだろう
康二と出会わせてくれた辰哉にも、俺と友達になってくれた康二にも感謝しかない
だけどこんなこと言うの結構恥ずかしいから心に留めておくことにした
康二はどんなときもポジティブで元気で優しい人だ
今回のことが俺と康二をより親密な関係にさせたと思っている












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。