入学式が終わり、クラスに戻ると担任が
先生「隣の人とコミュニケーションをとってなさい」
先生、ふざけたのかな?
まー、そんなことよりも、私の隣は入学式真っ最中に話してた男の子
『えっと…』
隣の男の子は今にも寝そうな格好
(名札を見ればいいのか)
なぜずっと男の子と呼んでいたのかは分からないが
私はひとつ、レベルアップした。
あなたは名札を見ることを覚えた
(えっと、国見、えい?)
??「英」
『え?』
国見「国見英、俺の名前、よくえい?って聞かれるけど、えいって名前普通おかしいだろ。英って読むから」
んー、私馬鹿にされてる?たしかに初めはえいって読もうとしたけど、ちゃんとわかってたし
『私は菅原あなた、よろしくお願いします。』
国見「ん。」
『……』
国見「……」
言葉のキャッチボールって難しいなー
国見「そういえば…」
先に口を開いたのは国見くんだった
国見「あなたさんは何部に入るの?」
『私は…バレー部マネージャーやりたいなーって思ってる。』
国見「ふーん。え、あの人に惚れたの?」
『なっ!失礼な!私は…バレー元々やってたし…ここ、女バレなかったから…』
{女バレない設定でおねしゃす!By主}
『そういう国見くんは?』
国見「俺はb((先生「終了〜」
先生の声のせいで国見くんの回答が聞こえなかった
入学式は終わり、各個人で部活に行くことになった
国見「あなたさん、一緒に行こ」
『え?』
国見「俺もバレー部希望だからさ」
??「国見ー、及川さん迎えに来てくれたぞー」
細長い頭の子が声を掛けてきた
??「その子どうしたんだ?迷子?」
身長で判断された。
『あの、私、ここの生徒ですけど?』
??「え?わっ!ス、すまん!!!!」
『大丈夫ですけど…』
国見「金田一、コイツは、えっと、あなたさん。同じクラス」
今苗字忘れてたの誤魔化したね
『菅原あなたです。』
金田一「金田一勇太郎。よろしくな!」
??「国見ちゃ〜ん!金田一ぃー!及川さんが迎えに来たよ〜☆」
国見「金田一、あなたさん、行こ」
金田一「国見、及川さんに挨拶しろよな」
??「国見ちゃーん?その子は?何ちゃん?」
国見「誰のこと言ってんすか。」
おーおー、見事に私の事忘れたね
??「あれ?今日の朝出席確認した子じゃん!確か、何とか原、あなた?ちゃん!」
『菅原です』
??「そうそう!え?マネージャー希望?」
『まー、そうですけど…』
??「ふーん。君みたいな可愛い子がいると部活張り切っちゃうな〜☆」
うわ…アタオカだ
体育館に入ると
たくさんの女子が集まっていた
(やだな…こんなに多いいと仕事ないじゃん)
そんなことを考えていると、部長らしき人が
??「今から面接をしていく。そん中から1人だけマネージャーになれるからな。」
(1人?1人だけなの?)
落ちることを予想しながら、面接の番をまった
??「バレーはやったことある?」
女子「バレーは、体育でなら〜。」
??「…興味は?」
女子「興味はあります!」
??「はぁ…不合格。ごめんね〜。またどこかで会おうね☆」
女子「え?!なんでですか?!」
その場で即失格になる子が喚く声があちらこちらで聞こえた
??「あ!菅原ちゃん!」
国見くん達といた先輩が私の目の前に現れた
『どうも。』
及川「俺は及川徹!このバレー部主将だよ☆」
及川side
出席確認の時、どの女の子も
「かっこいい!!」「何部ですか?」「私もその部活に入ってきたマネージャーしてもいいですか?」
そんな質問ばっかりしてくる子しかいなくて
今年もマネージャーなしかーなんて考えてたら
「おはようございます!君、何組の誰?」
どうせまた質問されるんだろうなーなんて考えてたら
『6組の菅原あなたです』
「え?」
質問もなく、すんなり自分の名前を言いながらスマホをいじる女の子がいた
「OK〜、えーっと、あ、いたいた!菅原あなたちゃん!クラスは」
『3階に上がって右側の奥、ですよね』
「そうそう!よくわかったね〜!」
営業スマイルを向けても目すら向けない女の子に俺は
一目惚れをしてしまった
そして今に至る
マネージャー希望の面接
「それじゃー面接するよ!」
『はい』
表情をひとつも変えない菅原ちゃん
「好きなスポーツは?」
『バレーです』
「そうなの?中学の時何部に入ってた?」
こんな小柄なんだから吹部とか美術部とかだろうな〜
『女子バレー部で、リベロでした』
「パチパチ…そ、そうなの?!てっきり吹部とか美術部だと思ってた…!」
驚きが隠せなかった
『よく言われます』
「じゃー他のみんなとは違う質問をしよう!」
中々こちらを見てくれない菅原ちゃん
大抵の女の子達は俺にメロメロなんだけど
菅原ちゃんは俺に興味すらなさそうだった
「じゃーさ、俺の事、どう思ってる?」
一目惚れだからこそ、この質問で全ての選択肢が決まる
好きと答えたら顔だけな女、普通と答えても危うい
『"苦手"、ですかね…』
シーーーン
??「え?おい、お前、今、なんつった?」
「ポッカーン…」
『え?だから、"苦手"です』
??「この子、採用じゃない?」
??「いや、及川じゃなくて他の奴かも…」
『なんか、男狙いって疑われてるから面接なんですよね?』
そこに気づくとは…この子。もしかして…
「男が、苦手なの?」
『まーそうなりますね』
??「お前らぁぁ!!解散だぁぁ!!」
女子「なんでですか?!まだ面接すらしてない!」
女子「その子よりも良いかもしれないのに!」
??「はいはーい、帰った帰ったー」
あなたside
女子達は追い払われて、女子は私1人になった
国見「良かったね。あなたさん」
声をかけてくれたのは国見くんだった
『何が起こってるのか…さっぱりなんだけど…』
及川「菅原ちゃん!改めまして!及川徹です☆」
岩泉「岩泉一だ。一応副主将やってる。」
??「岩泉はエースなんだぜ〜」
花巻「花巻貴大です☆好きな食べ物はシュークリーム!」
松川「松川一静、よろしくね。」
渡「2年の渡親治、よろしくお願いします。」
矢巾「同じく2年の矢巾秀」
及川「もう1人2年生はいるんだけど〜生憎停学中でね〜」
何やらかしたんだろ…
国見「俺たちはわかるでしょ」
『あ、うん。』
及川「ほらほら〜!菅原ちゃんも自己紹介!」
『えっと…菅原あなたです。女子がいないから言いますけど…私この人苦手ですね』
私が指を刺したのは及川さんの方
及川「えぇ〜?!!なんで?!俺イケメンだしハイスペックだよ?!」
3年「「「自分で言うなクソ川」」」
こんな賑やかな青春を私はこれから送ります
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みーてね
それではバイバイ(ヾ(´・ω・`)












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。