最終試験。「面接」
最終的にここに来れたのは3人だ。
さっきからずっと笑ってるこの女の人。
加えてさっきからニヤニヤしてるこの女の人。
そして死んだ顔をしたあなたの下の名前。
ショッピとロボロは待合室を覗きm…
様子見です。様子見しに来ました。
あなたの下の名前は結局最後に面接を受けた。
グルッペンとあなたの下の名前の探り合いが始まる。
2人の間に緊張感が走る。
勿論あなたの下の名前は嘘をつく。
本当はA国出身の実験台。
その上現在進行形で殺し屋という
処刑される条件が当たり前のように揃っている。
彼は笑いながら言う。
確実な記憶は無いが、話した時に
懐かしさを感じた。
彼と喋った瞬間、鳥肌が立った。
怖いとか、そういうのじゃなくて。
不思議と高揚感に溢れていた。
最初は気にしてなかったのに、
なんでか今だけはどうしても気になった。
即答された。
自分が間違っていただけだと実感する。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。