前の話
一覧へ
次の話

第5話

5
46
2024/04/20 04:39
最終試験。「面接」

最終的にここに来れたのは3人だ。
ラウフ
ラウフ
んふふふふ…
さっきからずっと笑ってるこの女の人。
ミラー
ミラー
(ニヤニヤニヤニヤ…)
加えてさっきからニヤニヤしてるこの女の人。
あなた
……………()
そして死んだ顔をしたあなたの下の名前。
ショッピ
なんか…個性強いな今回の人達…
ロボロ
キャラ強ない…?
ショッピとロボロは待合室を覗きm…

様子見です。様子見しに来ました。
あなたの下の名前は結局最後に面接を受けた。
あなた
失礼します。
???
初めまして。
グルッペン
知ってるだろうが、
我々国総統、グルッペンだ。
グルッペン
以後お見知り置きを。
あなた
総統様の事は存じております。
あなた
貴方のような素晴らしいお方に
お会いできて光栄です。
グルッペン
持ち上げても何も出ないぞ?笑
あなた
いえいえ、そんなつもりは。
グルッペン
じゃあ早速質問しよう。


















グルッペン
貴様は何者だ?
あなた
B国の孤児院にて育ちました。
親の顔は殆ど分かりません。
あなた
B国に飽きたので、この国に来ました。
あなた
ただ、それだけですよ。
グルッペン
……なるほどB国…か…
グルッペンとあなたの下の名前の探り合いが始まる。
2人の間に緊張感が走る。
勿論あなたの下の名前は嘘をつく。

本当はA国出身の実験台。

その上現在進行形で殺し屋という
処刑される条件が当たり前のように揃っている。
グルッペン
そうか…
グルッペン
……何か私に質問をしてみてくれ!
なんでもいいぞ!
彼は笑いながら言う。
あなた
では質問しますね。






























あなた
初めまして、でしたっけ?
確実な記憶は無いが、話した時に
懐かしさを感じた。

彼と喋った瞬間、鳥肌が立った。
怖いとか、そういうのじゃなくて。


不思議と高揚感に溢れていた。
あなた
初めて会いましたっけ?今、此処で。
最初は気にしてなかったのに、
なんでか今だけはどうしても気になった。
グルッペン
いや、初めてだと思うぞ。
即答された。
自分が間違っていただけだと実感する。
あなた
あぁ…すいません。勘違いで。
あなた
気にしないでください。
グルッペン
国のトップにその質問をする度胸…
グルッペン
気に入ったから採用だぞ!
あなた
…!
あなた
ありがとうございます!






プリ小説オーディオドラマ