「んん…」
『なぁに、樹』
「構って」
『今は無理だよ』
「やだやだっ」
このやり取り、どんだけしてるんだろ
こうなったのは数十分前
『樹、今日俺リモートで仕事あるから待っててね?』
「家には居る?」
『うん、居るよ。終わったら構ってあげるからね』
って言ったのに
「じぇし」
『しーっ』
デスクチェアに座ってリモート会議中
ミュートにしてるから音は入らない
そんな彼はといえば
画面に映らないように床に座り
俺の太腿に顎を乗せて唇を尖らしている
「まぁだ?」
『始まったばっか』
構ってはあげれないけど、
寂しそうな彼の頭を優しく撫でる
すれば、ふにゃっと嬉しそうに笑って
俺の手に擦り寄ってくる
「じぇし…」
撫でる手を捕まれ
ペロッと指を舐められる
『おい、樹…』
「んぅ…んっんっ、」
ねっとりと厭らしく指を舐め上げ
口に含み咥えられる
えっちな音を立てながら指をしゃぶる
『やめて、』
「じぇひ、かあってくえないかあ」
指を舐めながら上目遣いで言ってくる樹
興奮して来たのか、自分の履いている物の中へ手を入れて自身を慰め出す
「あっ、はぁ…んんぅ、ん、」
ジュプジュプと唾液でいっぱいにしながら指をしゃぶり
一生懸命自身を扱く彼の姿に釘付けになってしまう
《ジェシーさん?》
『あっ、はい!それで大丈夫です!』
《了解しました!では、これで進めて参ります!長い時間ありがとうございました。また、お願いします!》
ふぅ…終わった…
と、思った時
ビクンと身体を震わす
『あーあ、イッちゃったの?』
「はぁ、ん…じぇし、終わったの?」
『終わったよ』
「じゅりに構って…?」
.
.
.
そりゃもう、喜んで。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!