朝 目覚めると 、 やはり 同じく 白い 天井 。
最近は 胃の痛みも 、 そこまで しなくなった 。
私は 、 昔から 身体が 弱かった ため 、
よく 外を 動き回っては 、 次の日 こうやって
ベッド の 上に ずっといる … のような 生活を
送って いました 。
その時 、 誰かに 右手を 握られて いたような …
否 、 待てよ 。 私は …………………
あれ 、 ここに来る前 、 何をしてたっけ 、 、 、 、
ガチャっと ドアが 開く 。
耐力 労働 だった 場合 は 〝 死 〟 ですね 。
確実に 。
そう思いながら 、 私は 重い腰を 上げて 、
着替えを 始めた 。
いつも通りの 服を 着ると 、 髪を 括って
下の階に降りて 行った 。
そうすると 、 下の階で トランプ を 弄っては 、
クルクル と 回して 遊ぶ ニコライ さんの 姿が
そこには あった 。
そうして 、 私が 連れてこられたのは 、 少し 広めの
書斎 でした 。
壁には 幾つもの 本が 並び 、 真ん中には 書斎の
机と 椅子が 置いてありました 。
そこには 、 筆ペンが 刺さり、 何やら
書類のような 物が どっさりと 山に なって
積まれていました 。
そう 言って 、 彼は 私の 右の手を 取り 、
床に 跪いた 。
そうして 、 私が 戸惑う隙 すら ない くらい 速く 、
私の 手の 甲に 口付け を 落とした 。
そう 言って 、 ニコライ さんは この部屋を
去って いった 。
あまりの 情報量の 多さに 困惑を 隠せない 私は 、
ただ 、 貰った パソコン を 脇に 挟み 、
自分の 右手を 見つめて いた 。
私は パソコン と 菓子を 机に 置き 、
折りたたまれた メモ を 手に持ち ながら
椅子に 腰掛けた 、
その時 、 何故か 懐かしいような 、 ずっと前から
ここに居たかの ような 、 そんな 感覚 が
私を 襲う 。
が しかし 、 それが 何故なのか 、 はたまた
どういう 意味 なのか は 、 私には 分からなかった 。
その メモには 、 悪意は 無かったが
明らかに 世間から 私を 隠そうとする 行動と 、
この 檻に 閉じ込めるような 深い 〝 ナニカ 〟 が
感じ られた 。
しか し 、 こんなこと を 考えて いる 中 、
私は 確かに 、 ここを 逃げよう 、 や
ここから 出なくては … と言ったような
危機感や 恐ろしさ 、 恐怖 が 全く無かった のは
紛れもない 事実 で ありました 。
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。