ここに こさせ られてから 初めての 夜 ……
なにか 起こらない 訳もなく ………
私は 身構えていた 。 なにか 来るのでは … と 、
その時 ……………
🚪 「バンッ!!!!!!!!」
彼は こちらに 歩いて 近ずき 、
私の 右手を 掴んでは 自分の 額 へ 持って 行き 、
そこに 私の 右手を 付けた 。
そうして 、 至近距離で 見つめ合う 瞳 。
赤紫色の その 瞳は 、 反射する 光は 無かったが 、
その中には 何かしらの 光を 見るようにも 思えた 。
彼は 、 私の 手を 離さないま ま 、 じっと
その 手を 見つめていた 。
私が そう 彼に 言葉を かけると 、 彼は 寂しげに
眉をひそめ 、 その手を 離した 。
そう 言って 、 彼は 私の 部屋を 出て行った 。
フョードルside_____________
やはり 、 彼女は 何一つ 覚えていないのですね 。
否 、 それを 思い出すことも 、 きっと 無いのでしょう。
彼女 の 記憶は 、 彼女 の 頭からは 完全に 消えていた 。
しかし、 これが 重大な 問題、 という 訳でも
無いのです 。
こちらには 、 少々 それが 望ましく 、 かつ
良い事 だと 片しています 。
ゴーゴリ さんに とっても 、 シグマ くんに とっても 、
彼女 本人に とっても ____________
それが 良い事 だったの だ と 信じて …
これから また 、 ” 関係 ” を 築き直さなくては
なりま せんね 。
僕 も まだ … 貴方 を 諦めて いないの ですから 。















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。