えとがうずくまりながら叫ぶ。
錯乱している状態では話は通じない。
あなたの一人称(僕・私など)はナイフを握りしめ、刃先をアイツに向ける。
思いっきり切りかかる。
振り上げたナイフを穢にむけて切りつける。
…しかし、その攻撃はいとも容易く受け止められてしまった。アイツの双方から、触手が伸びてきてナイフを弾く。
…コイツは上位存在。
一般人のあなたの一人称(僕・私など)なんかがまともに戦えるわけがない。
…しかし、毒の効果がわからない以上、これは大きな博打だ。あまり効力がなかったら、どうなるかわからない。
…それでもこれしか方法が無いんだ
穢は不思議そうにあなたの一人称(僕・私など)を見つめる。
隙を見てナイフを大きく振る。
穢はひらりと身をかわし、ケタケタと笑った。
あなたの一人称(僕・私など)の名前を知っているし、なぜかあなたの一人称(僕・私など)にだけ危害を加えてこない。
目的が不明すぎてどうすればいいのかわからない。
穢は首を傾げ、
穢は、また楽しそうに笑った。
あなたの一人称(僕・私など)はそれを不快に感じ、睨みつける。
あなたの一人称(僕・私など)は周囲を見渡す。
…えとが、無言で柵から身を乗り出そうとしている。
あなたの一人称(僕・私など)はえと手を掴み、引き戻そうとする。
えとはその手を振りほどこうとする。
そんなあなたの一人称(僕・私など)達のやり取りをみながら、穢はまた楽しそうにこちらを見つめている。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!