タバコを地面に落とし、足で踏みつけ火を消した。
この土地…すすき町に夕陽が辺り一面をオレンジ色に染める。
俺たちは町を見下ろす小高い丘の上にいた。
一日四回。町を見回るパトロール。
メンバーの中で役割を分担しながらこなす仕事。
シヴァはいつも通り、皮肉と悪態をつく。
俺はそんな彼が相棒として大好きだ。
否定はしているが、こういう時は内心喜んでいる。
シヴァは、そう言うと膝と指先を地面につける。
一気に指先に力を込める。
突如、小さな竜巻がシヴァの周りを囲い、次第に大きくなる。
…そして風の塊を、街全体を覆うように放つ。
シヴァの探知能力は、風を起こして空気の流れを読み、敵の位置を特定する。
どうやっているのかはよくわからないが、とにかくかっこいい。
シヴァは楽しそうに笑う。
彼はあまり笑わないらしい…が、俺の前ではよく笑う。
シヴァに言われた通り、俺は東の方角を目指す。
今夕日が差し込んでいる方向に走る。
研究室にて
今日もあなたの一人称(僕・私など)はもふと研究室に入り浸っている。
しかし、今回は少し違っていた。
くるくると回る椅子で楽しそうに遊ぶリーダーを尻目に、もふに耳打ちをした。
痣…か…
あれから何度か、もふと書物を漁ったりして調べてみたが全くもって手がかりは無し…
じゃぱぱはグラフなどの書類をテーブルに置く。
もふは目を閉じ…静かに頷く。
じゃぱぱは楽しそうに笑う。
この人はいつまでもこんな感じだ。
もふは言葉につまる。
…最近、もふの目の下に隈が出来ている。
なんだか申し訳ない…
なんだそのエピソード!?

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!