綾視点
まさか遥奈からキスされる時が来るなんてね?w
プルプル震えながら頑張ってキスして恥ずかしかったって感じだった
これは本当にズルいw
ひとつよかったのは、外だったって事だねw
男の子じゃないけどあんなことされたら暴走したくなる気持ちは分かってしまったよw
それに今だっておとなしくお姫様抱っこされてるしね?w
寝てないから恥ずかしいんだよね?w
プルプル震えているw
ゆっくり校門に向かうとやっぱり何人かには目撃されてしまった
みやは居なかったから後から何で教えてくれなかったのかと問い詰められそうだなと少し思ってしまった
先輩も出掛けていたのか寮のエントランスの鍵は開いていた
そのまま自室の玄関まで行くとさすがに鍵だけは遥奈に開けて貰った
その時に下ろさないで開けて貰ったから少し遥奈は拗ね始めてしまった
これはまずいか?wなんて思いながら2人とも靴を脱いだ
遥奈は玄関で下ろされたから少しほっとしたような、残念なような顔をしていた
でも、遥奈が靴を脱いだ瞬間またお姫様抱っこをすると何事かと固まってしまったw
今がチャンス!
そう思って寝室に行くとそっとベッドに下ろした
本人は何事かとキョロキョロしてる
そっと唇にキスとすると目が閉じてしまった
そのまま啄むようにキスを続けるとピクピクっと小さく震えている
そして唇から離れると顔中にキスをし始めた
仕方ないなぁみたいな雰囲気を出しつつ首筋に唇を寄せた
そして鎖骨の真ん中あたりで強く吸い付いた
少しして離れると赤い印がついた
ぽーっとして居る遥奈にもう一度キスをすると目がトロントしていた
頭が回ってないのかぽーっと私を見ている
まさかつけてほしそうにするとは思わなかったw
そうだw
また抱き抱えると今度は私の首に腕を回して嬉しそうにしている
洗面台の鏡の前に遥奈を立たせて印が見えるように襟を少しだけ引っ張った
すると見えたのか遥奈はさらに顔が真っ赤になったw
わざと後ろからハグして耳元で甘くささやくと遥奈は潤んだ目で私を見た
そっと髪をどかすと右耳の後ろあたりの項に強く吸い付いて印をつけてあげた
その間遥奈は声がでないように口を手で押さえていた
この部屋自体防音完備だから声なんて外には漏れないんだけどね?w
いいんだw
ってことはまた煽られたらしてあげようかな♪
その後も遥奈は少しぽーっとしていた
やっと落ち着いたのか部屋に段ボールを持ってきて2人で着ない服を詰めて遥奈の実家に送る準備をし始めた
とは言え2人とも秋服とか冬服持ってきてないから早くすむんだけどねw
段ボール大きめとはいえそれぞれ1個づつしか入らなかったw
なんなら私は少し余裕があるくらいかな?w
真冬でもないからセーターとかは入ってないしね…
しかもこの倍はあったけどバカのせいで私も遥奈も服を処分させられたから余計に少ないよね?w
念のため少し残してるせいもあるけどこんなもんだよね?
ひとまず遥奈に送り先の住所を書いて貰い用意だけ済ませると2人でお茶をすることにした
もっとかかると思っていた支度が全く無くて拍子抜けではあるんだよねw
何て呑気にしていたらコンコンとドアをノックされた
出てみるとみやがお菓子をもって来てくれた
何事かと思いながらも部屋にあげると遥菜は嬉しそうにみやが好きなジュースを用意していた
そう言うとみやは珍しくあからさまに落ち込んでいた
かと思うとじっと遥菜を見た後ばっと私の方を見た
なにか言われるかと思ったけどキラキラと嬉しそうに見ている
や、それはそれでこっちが恥ずかしいな!w
なにも知りませんよってそっぽ向くしか出来なかった
余計なことを言われる前になにも言わずにプールに連れていくことを決めた
なにも聞かされていないみやは分からずに慌てている
これくらいの仕返しならしても良いはずだw
なんなら遥菜が喜ぶことしかしてないしねw
相当嬉しかったのか遥菜は嬉しそうに携帯で調べ始めた
みやはと言うとなにがなんだか分からずに私と遥菜を交互に見ている
私が笑うとなにかを察したのか肩を落としていた
そっと2人で遥菜を見ると嬉しそうに近場のプールから遊園地併設のプールまで調べている
その顔がニコニコしていて…
私なら死んでも言わないね
あんなに可愛い笑顔なのに泣かせるようなこと出きるわけ無いもん
みやは諦めたのか遥菜のところへ行ってどこが良いか2人で調べることになった
よし、これで遥菜の希望はひとつ叶えたねw
さて、そろそろ相手から動きが出そうだけどね…
とは言え今はまだ時期じゃないのも事実だった
ふうとため息をはくと遥菜が嬉しそうに私の所に来た
そう言うと2人は嬉しそうに喜んでいる
にしても人が多そうな所を選んだなw
その後3日間はなにも事件はなくいつもの日常だった
長谷川にも林にも気を付けるようには言ってあったし、須藤さんにも何かあったら連絡が来るようにはなっている
なんなら私が池田家に行くことを伝えたら折角だからと雇用契約をまとめてする事が決まっている
遥奈が寂しがるかと思ったら皆がちゃんと社会に出る一歩だからと同席することが決まった
これで正真正銘池田組は無くなることになる
本心として池田組の人達がどう思うかは分からない
続かない人も居るかもしれない
それでも航さんに昔助けて貰ったように助けたいと思ったから
ふぅと息をはくと隣の席の遥奈が心配そうに覗き込んできた
しまった
まだ学校なのにしっかり考え事をしてしまった...
正直に言うと私の欲のために池田組の皆を巻き込むことは分かってた
だから申し訳ないなって思いがない訳じゃない
だって雇用契約を終えてしまえば遥奈に恩を売るみたいな形になるからね
人質みたいなものだと思う
それを使って付き合うとかを要求はしないけど!
変な話そう言う事だって出来てしまうのが現実だ
考えすぎだろうとは思っている
その反面どうしても保険は持っておきたいと言う気持ちが無いわけではないから緊張してしまう
帰る支度が終わったのか鞄を持ったみやがわざわざこっちまで来ていた
多分私が何かを考えているのを見て来てくれたんだろう
もう私の腹心みたいな動きするのはなんなんだろうね?w
みやと仕事しすぎたかな?w
池田組の皆がどう思ってるかが分からない分不安が募ってしまう
私たちを見て遥奈はキョトンとしている
そう言うと遥奈は楽しそうに笑っている
何かするつもりなんだろうな?w
とは言えここで遥奈に助けられるようではきっと皆の信頼は貰えないだろう…
だからきっとこの生活を守る第一歩だからしっかりしないと…
ふうと息を吐いてから前を向くと2人が楽しそうに話している
初めて遥奈と出会ってからこんなにも自分が欲深いんだと初めて知ったよw
後は案外弱いところもあるんだなって思い知らされた
きっと今ごろ長谷川も考えてるんだろうなw
たった3ヶ月ちょっとなのに何ヵ月も一緒に居たような感じ
そんな話をしながら私達は荷物をもって食堂に向かった












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。