天つ風よ時の羽さえ
この思ひは十六夜に…
凛としたあなたと同じ
手折られぬ花色は匂えど
言の葉も届かないまま
憂ふ枝から消えた
あなたの空飛ぶ、てふ(蝶)になれぬのなら
その哀しみ苦しみを喰らい尽くす鬼でも構わない
天つ風よ時の羽さえこの思ひを舞い散らせと
夢よ刹那この心は蛹のまま輪廻の果て
霞む空十六夜涙
目を息吹くあなたのような
業の花 色は匂へど
舞い戻るこの言霊
違う姿でもよいと…
愛しい空を舞うてふ(蝶)になれぬのなら
狂おしい世(夜)に咲いたあなたを壊す鬼でもかまわない
天つ風よこの羽頼りにこの思ひを届けたくて
時よ刹那叶う逢瀬は春の余韻輪廻の果て
仰ぐ天 十六月夜
天つ風よ時の羽さえこの思ひを舞い散らせと夢よ刹那この心は蛹のまま輪廻の果て
霞む空 十六夜涙
天つ風よ時の羽頼りにこの思ひを届けたくて
時よ刹那叶う逢瀬は春の余韻輪廻の果て
仰ぐ空 十六夜月夜












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!