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第1話

1話
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2023/11/12 21:00
猫猫side
猫猫
失礼します
中級妃
洗濯物?そこに置いといて頂戴。
あーあ、すっかりお茶挽きが染みついちまって。
このままじゃ主上のお手付きないまま払い下げだぞ。
後宮と言っても妓楼とそう変わんないな。
猫猫
ああ,,,,,,,薬作りたい
おやじ,,,,,,,ちゃんと飯食ってるかな






食堂
侍女
ねえ小蘭、どうだった?
小蘭
梨花様と玉葉様の宮にお医者様が入っていくのを見たって
侍女
えーっ、東宮様も公主様もご病気ってこと?
侍女
やっぱり呪いなのかなぁ,,,
小蘭
絶対そうよ!こんなに御子の死が続くなんて。
主上はもう三人もなくされてるんだよ⁉
侍女
梨花様も良くないらしいよね
皇帝の子の連続不審死?
猫猫
ねえその話詳しく聞かせてくれない?







小蘭
私も詳しくは知らないんだけど東宮様も公主様もだんだん弱っていったんだって
猫猫
どういう症状が出たか分かる?
小蘭
頭痛に腹痛、吐き気もあるとか
思い当たる症状はあるけど予測だけで判断するなと言われているしな
猫猫
洗い物ってまだ残ってる?残ってるなら私が代わりに持ってく
小蘭
あるけど,,,あー
猫猫
小蘭
壬氏様を見に行くつもりでしょ
猫猫
、、、、、、誰?
小蘭
ええっ
小蘭
知らないのっ?
猫猫
あ、いや実は見に行きたくて
小蘭
もぉー、仕方ないな〜
今回だけだからねっ





おやめくださいっ!
パァンッ
梨花妃
お前が悪いんだ!自分が娘を産んだからって、男子の吾子を呪い殺す気だろう
侍女
梨花様!
玉葉妃
そんなわけ無いと分かっているでしょう?
私の小鈴も同じように苦しんでいるのですから
玉葉妃
ですので私の娘もみていただきたいのです
梨花妃
行かせるか!この女が原因なんだ!
猫猫
原因がはっきりしているのに気づかないとは莫迦だろうあのやぶ医者
コツコツコツ
猫猫
なにか書きつけられるものは
壬子
壬子
なんの騒ぎですか
医官
あっ壬氏様






一ヶ月後

壬子side
玉葉妃
梨花妃はまだ病床におられるのですか、壬子
壬子
はい、、、、、、
壬子
あれでは次のお子どころかご自身の命すら
玉葉妃
そうですか
壬子
なぜ公主は持ち直されたのでしょう?
玉葉妃
これを
壬子
この書付は?
玉葉妃
いつの間にか窓辺に
壬子
草を潰した汁で書いたようですね

書く物さえ用意できないものが一体
壬子
壬子
玉葉妃必ずや見つけ出しましょう






猫猫side
侍女
猫猫お呼びですって
猫猫
はい
良かった、私だけじゃない
しかしなんだか似たような者が多いような
侍女
壬氏様よ〜!
壬子
皆、ご苦労だった
これが壬子。みんなが天女に例えるのも分かる
壬子
今日集まってもらったのはこういう用でな
「そばかすの女お前は居残りだ」
ビクッ
壬子
これで解散だ
まずい
壬子
だめじゃないか、君は居残りだよ
はめられた!




壬子
玉葉妃お連れいたしました
玉葉妃
貴方が?
猫猫
猫猫
お待ち下さい。そのようなことをされる身分ではありまあせん。
玉葉妃
いいえ、命の恩人ですもの
猫猫
人違いでは?
壬子
玉葉妃の前で裳を調べたくはないのだが
猫猫
はい、その文を書いたのは私です
玉葉妃
さすが壬子ね
壬子
しかしなぜわかった
猫猫
おしろいには毒があり使い続けた妓女が梨花妃のように痩せ細り、、、、、
壬子
なるほど、おしろいなら赤子の口に入ってもおかしくない
猫猫
では私は、これで
壬子
恩人をただで返すわけには行かないな
玉葉妃
私は、何をすればよろしいですか?
コンコンコン
あなた
失礼致します
壬子
おや、あなたの下の名前妃ではないですか
玉葉妃
どうかしたの?
あなた
噂の恩人が見つかったと聞きまして
玉葉妃
この子よ
あなた
よろしくねって猫猫じゃない!
猫猫
あなたの下の名前姐⁉
壬子
お知り合いですか?
あなた
ええ、妹です
玉葉妃
あらそうなのね
猫猫
急に消えたと思ったら妃になっていたとは驚きだな
壬子
まあこれからよろしく頼むぞ薬屋












あなたの下の名前
上級妃と同じぐらい寵愛を受けている
一応中級妃
侍女は桜綾の一人だけ
主上以外に好きな人がいるとか←後から出てきます

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