反論し立ち上がろうとしたが、痛みと目眩で立ち上がることができなかった。
俺は個性「圧縮」で鏡花を圧縮し鞄の中に入れた。
爆発音が聞こえて情けないことだが俺はそこで気を失った。
中島敦side
爆発音を合図に、僕達は戦いを始めた。
芥川の羅生門を強力で四方から飛んでくる攻撃を避けるが、僕の異能力がなければ簡単に死んでしまうことが容易に想像できる。
船の破片を投げ、それを切った芥川の隙を見計らい打撃を入れようとするが───
前に銃弾を止めた空間の断裂……!これがある限り攻撃が届かない!
両腕を捕まえられ、身動きが取れなくなる。
─────────────────────
あの会話をしたのは何時だったっけ?
今でも玲さんのあの笑顔が忘れられない。
玲さんは本当に僕のことを本当にそう思ってくれているんだ。
───────────────
虎化を解いて拘束から逃れ着地した後、直ぐさま芥川に打撃する。
空間断絶で防いでいたが解けた後、直ぐ出すことは無かった。
そう思ったが、気が付けば芥川は空中にいた。
芥川の黒獣が僕に喰らいつこうと襲いかかる。その所為で距離が空いていき、芥川の独壇場だ。
一体の黒獣が僕の腹に喰らいついた。壁に迄飛ばされガスの爆発に巻き込まれる。
未だだ。玲さん達が未だこの船にいる。気絶しちゃいけない!
爆発の破片に乗って芥川に近付き一発殴った。
芥川龍之介side
中島敦side
気絶してる玲さんを早く国木田さんの処に連れていかないと……。
その瞬間、胸部に激しい痛みを感じた。
羅生門で作られた拳で殴られ、再び壁に打ち付けられる。
亦だ……。この憎悪は一体……。
僕は羅生門に捕まり空中へと上げられ四方八方に刃を向けられた。
薄れる意識……。だけどここで倒れてはいけない、死んではいけない!
玲さんの元に帰るんだ!
羅生門で左肩を貫かれる。
左肩を貫いた羅生門を引っ張り芥川を引き寄せる。
僕に玲さんがしてくれたように。
彼女にもそう判らせてくれる人が必要なんだ!
僕が殴ろうとすると芥川はそれを避け羅生門で僕の腹に打撃を入れる。
その時、僕は羅生門を裂いた。
異能力で体の傷を治し芥川に近づく。
地面から無数の刃が生えてきて僕の体を突き刺す。
それから逃れ羅生門を足場に芥川の元へ!
だが芥川の後ろには巨大な黒獣が待ち構えていた。
黒獣に食われ力が入らず海へと落ちていきそうになる。
駄目だ。未だ、玲さんが……!僕の大切な人が……!
虎の尾で芥川を捕まえ、殴る。空間断絶を破り何度も!
芥川は海へ落ちた。その瞬間気が抜けて船へと落ちる。
その言葉を最後に僕の意識は無くなった。
NOside


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!