第33話

🌙歌ってよ 私のために🌙
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2024/04/03 11:35 更新
芥川龍之介
芥川龍之介
今と成っては奇異なる事だが、貴様とは孰れこう成る気がしていた
中島敦
中島敦
……、雨宮さん。彼女をお願いします
雨宮 玲
雨宮 玲
はあ!?俺も戦うに決まって!いっ!
反論し立ち上がろうとしたが、痛みと目眩で立ち上がることができなかった。
雨宮 玲
雨宮 玲
……、分かったよ。大人しくしておく……
俺は個性「圧縮」で鏡花を圧縮し鞄の中に入れた。
中島敦
中島敦
懸賞金を取りっぱぐれるぞ
芥川龍之介
芥川龍之介
気にするな
芥川龍之介
芥川龍之介
最早、貴様を生かして渡す気など無い
中島敦
中島敦
お前は許せない
芥川龍之介
芥川龍之介
やつがれとて同じこと
爆発音が聞こえて情けないことだが俺はそこで気を失った。
中島敦side
爆発音を合図に、僕達は戦いを始めた。
芥川の羅生門を強力で四方から飛んでくる攻撃を避けるが、僕の異能力がなければ簡単に死んでしまうことが容易に想像できる。
船の破片を投げ、それを切った芥川の隙を見計らい打撃を入れようとするが───
中島敦
中島敦
!?
芥川龍之介
芥川龍之介
無益
前に銃弾を止めた空間の断裂……!これがある限り攻撃が届かない!
両腕を捕まえられ、身動きが取れなくなる。
芥川龍之介
芥川龍之介
その程度か、人虎
中島敦
中島敦
くっ……
芥川龍之介
芥川龍之介
嬲る趣味はない一撃で首を落として遣ろう
中島敦
中島敦
……!
芥川龍之介
芥川龍之介
呪うならば己が惰弱さを呪え
芥川龍之介
芥川龍之介
貴様は探偵社と云う武装組織に属した故に自らも強いと錯覚しただけの弱者
芥川龍之介
芥川龍之介
その探偵社へも偶然と幸運で属しただけだ
中島敦
中島敦
………、今日は随分よく喋るな
芥川龍之介
芥川龍之介
……、無口だと申告した覚えはないが
─────────────────────
あの会話をしたのは何時だったっけ?
雨宮 玲
雨宮 玲
敦はもうちょいその自分を否定するのを止めれないのか?
中島敦
中島敦
……、どうしても自分に自信が持てなくて……
雨宮 玲
雨宮 玲
自信?別に其れはあってもなくても何方でもいい
雨宮 玲
雨宮 玲
どれだけ自分を客観的に見られるかだ
雨宮 玲
雨宮 玲
お前は俺に大切に思われている。お前は太宰に拾ってもらい武装探偵社の一員になれた
雨宮 玲
雨宮 玲
今は其れだけを頭に叩き込め
中島敦
中島敦
でも全部他の人にして貰っただけで……
雨宮 玲
雨宮 玲
其れはお前がお前であるからだ
雨宮 玲
雨宮 玲
お前だから俺は優しくする
雨宮 玲
雨宮 玲
お前だから太宰はお前を拾った
雨宮 玲
雨宮 玲
お前は人として迚も魅力的な奴なんだよ
今でも玲さんのあの笑顔が忘れられない。
玲さんは本当に僕のことを本当にそう思ってくれているんだ。
───────────────
中島敦
中島敦
お前の云う通りだ
中島敦
中島敦
僕は弱い
中島敦
中島敦
けど一つだけ長所がある
芥川龍之介
芥川龍之介
何だ
中島敦
中島敦
お前を倒せる!
虎化を解いて拘束から逃れ着地した後、直ぐさま芥川に打撃する。
空間断絶で防いでいたが解けた後、直ぐ出すことは無かった。
中島敦
中島敦
(矢っ張りだ。空間を削る防御ガードには発動時間が掛かる)
中島敦
中島敦
(このまま速度スピードで押し込む!)
そう思ったが、気が付けば芥川は空中にいた。
中島敦
中島敦
芥川龍之介
芥川龍之介
餓鬼の殴り合いには付き合えぬ。悪いが此処から貴様の奮闘を鑑賞させて貰う
芥川の黒獣が僕に喰らいつこうと襲いかかる。その所為で距離が空いていき、芥川の独壇場だ。
中島敦
中島敦
一体の黒獣が僕の腹に喰らいついた。壁に迄飛ばされガスの爆発に巻き込まれる。
未だだ。玲さん達が未だこの船にいる。気絶しちゃいけない!
爆発の破片に乗って芥川に近付き一発殴った。
芥川龍之介side
太宰治
太宰治
能力の発動が遅い!
芥川龍之介
芥川龍之介
ぐ……
太宰治
太宰治
敵は君が起きるのを待ったりしない
太宰治
太宰治
立て!異能で反撃しろ!
芥川龍之介
芥川龍之介
うわあああああ!
太宰治
太宰治
その程度では組織マフィアで生き残れないぞ!
太宰治
太宰治
それとも貧民街にいた時みたいに捨てられたいか!
芥川龍之介
芥川龍之介
!!
太宰治
太宰治
よし、もう一度だ
中島敦side
中島敦
中島敦
(流石に傷を受けすぎた……)
気絶してる玲さんを早く国木田さんの処に連れていかないと……。
その瞬間、胸部に激しい痛みを感じた。
芥川龍之介
芥川龍之介
何故だ、何故貴様なのだ
中島敦
中島敦
……!?
羅生門で作られた拳で殴られ、再び壁に打ち付けられる。
芥川龍之介
芥川龍之介
貴様の異能は所詮、見に付けて幾許もない付け焼き刃。欠缺ばかりで戦術の見通しも甘い
芥川龍之介
芥川龍之介
だのに、何故貴様なんだ
亦だ……。この憎悪は一体……。
芥川龍之介
芥川龍之介
───云わせぬ
芥川龍之介
芥川龍之介
あの人にあのような言葉二度と云わせぬ!!
芥川龍之介
芥川龍之介
亦……、あの人とも……!
僕は羅生門に捕まり空中へと上げられ四方八方に刃を向けられた。
中島敦
中島敦
(逃げ場がない!)
芥川龍之介
芥川龍之介
羅生門「彼岸桜」!!
薄れる意識……。だけどここで倒れてはいけない、死んではいけない!
玲さんの元に帰るんだ!
中島敦
中島敦
待……て……
中島敦
中島敦
どうして……
中島敦
中島敦
お前はそんなに強いのに……、どうして彼女を利用したんだ
芥川龍之介
芥川龍之介
夜叉白雪は殺戮の異能。他者を殺す時のみ鏡花は強者だ。人を殺さねば無価値
芥川龍之介
芥川龍之介
利用ではない。やつがれは鏡花に価値を与えただけだ。生きる価値を
中島敦
中島敦
それだ
中島敦
中島敦
雨宮さんも云っていた。誰かに生きる価値が有るか無いかをお前が判断するな
羅生門で左肩を貫かれる。
中島敦
中島敦
どうして彼女にもっと違う言葉をかけてやれなかったんだ
左肩を貫いた羅生門を引っ張り芥川を引き寄せる。
中島敦
中島敦
人は誰かに『生きていていいよ』と云われなくちゃ生きていけないんだ!
中島敦
中島敦
そんな簡単な事がどうして判らないんだ!!
僕に玲さんがしてくれたように。
彼女にもそう判らせてくれる人が必要なんだ!
僕が殴ろうとすると芥川はそれを避け羅生門で僕の腹に打撃を入れる。
中島敦
中島敦
ぐぅあああああああああああ!!
その時、僕は羅生門を裂いた。
異能力で体の傷を治し芥川に近づく。
中島敦
中島敦
く!
中島敦
中島敦
(また空中に!)
地面から無数の刃が生えてきて僕の体を突き刺す。
それから逃れ羅生門を足場に芥川の元へ!
だが芥川の後ろには巨大な黒獣が待ち構えていた。
中島敦
中島敦
(罠!)
黒獣に食われ力が入らず海へと落ちていきそうになる。
駄目だ。未だ、玲さんが……!僕の大切な人が……!
中島敦
中島敦
(まだだ!!)
虎の尾で芥川を捕まえ、殴る。空間断絶を破り何度も!
中島敦
中島敦
うおおおおあああああああ!!
芥川は海へ落ちた。その瞬間気が抜けて船へと落ちる。
雨宮 玲
雨宮 玲
ゴホッ……!本当にお前は……、誰よりも強いよ
その言葉を最後に僕の意識は無くなった。
NOside
???
……時間だ
???
島国の田舎マフィアめ
???
約束の時間も守れないとはとんだはんちくだな!
???
聞こえたか?懸賞金作戦は失敗をどうしたものだか
???
どうぞお好きに
???
わたくし達が手袋ハンドウェアを汚す程の相手ではありませんもの
???
全て予想の通りです。いずれにしてもぼくたちは勝手にやらせてもらいますよ
???
神と悪霊の右手が示す通りに
???
ご機嫌よう
???
……ではまた
???
ち……、協調性のない貧乏人共め
???
まあ、いい
フィッツジェラルド
フィッツジェラルド
二番手が利益プロフィットに与れる道理はなにもない
フィッツジェラルド
フィッツジェラルド
『約定の地』とdear宝物は我ら《組合ギルド》が必ず頂く

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