第7話

7.
78
2024/06/23 16:00
Lee Know SIDE





急いで部屋に向かう。




いつもならここで練習着を洗濯に出して、シャワーを浴びるのだが、




今日の俺は違う。




マネヒョンだろうか。元々はウジナヒョンのネームプレートが




釘でドアに付いていたのだが、上から紙とテープで『あなた』という




簡易ネームプレートがくっつけてあった。




多分、一番俺が苦手意識を持たれているだろうし、




好感度を一番上げなきゃならないのはきっと俺だ。





緊張しながらドアを三回程ノックすると、




聞こえてきたのはイエナの声だった。
I.N
誰ですかー?あぁ、ヒョンでしたか。
荷解きの手伝いですか?
Lee Know
そうだけど。
I.N
あー、、



とイエナが気まずそうにあなた部屋の中を見る。
I.N
多分もうヒョン必要ないかも。
僕とチャンビニヒョンで終わらせちゃいました。
今もう家具のカタログ見てます。
チャンビニヒョンと一緒に。
Lee Know
、、、、そう。
俺今から夜食作るけどお前ら食う?
I.N
あー、、、どうしましょう。もう十時ですもんね、。
何作るんですか?
それによって、、
Lee Know
キンパ。もうご飯炊いてあるしどうする?
I.N
キンパなら僕食べます!
チャンビニヒョン!あなた!リノヒョンがキンパ食べる?だって!


扉の中を覗きながらイエニが聞く。
Chang Bin
キンパ?お!じゃぁ俺食べます!お願いしますリノヒョン!
あなたはどうする?



荷解きで仲良くなれなかったから、




ここであなたが食べるって言ったら手伝ってもらおうか。




そう心に決めた時。
あなた
あー、急なデビューで体絞らなきゃだし、体重も落とさなきゃなので
今回は大丈夫です、リノさん。
お気遣いありがとうございます。


そいえばヨジャだとやっぱナムジャよりもそういうの




気を使うってTWICE先輩が言ってた。




モラルが無さすぎたかもな。




反省しつつ、ビニに声を掛ける。
Lee Know
よし、ビニや、食うんだったら手伝え。
Chang Bin
えー??リノヒョン作ってくれないんですかー?
Lee Know
ふざけるな。お前も作れ笑
Chang Bin
はぁい、、、
イエナや、部屋でいい子にしとくんだよ。しくしく


と、最後までうざったい寸劇をマンネズの前で繰り広げるビニの




首根っこを掴んでキッチンに向かう。




仲良くなるチャンスがそんなに欲しいのか、俺。




なんだかやばい奴みたいだ。

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