第7話

お客さん

2024/04/03 07:19

それぞれ四人はバラバラになってそれぞれの部屋にいます

ティーゼル

（改めてみるとやっぱりここ広いなー）

ティーゼル

（なんでかこんど聞いてみよ）

リュウ

ちょっとみんな集まってくれー

ティーゼル

（遠いからよく分からないけど、集まってって言ってるしいくか）

四人は一番広い部屋に集まってきました

リュウ

よし、みんな集まったな

ミウ

どうかしたんですか？

ディガル

（え、なんか外出てから帰ってくるの早くね）

リュウ

あんまりうれしくない客が来るみたいなんだよなー

キアラ

どういうこと？いきなりそんなこと言われても分からないよ

ディガル

（何言ってんだ？）

ティーゼル

それって誰？

リュウ

勇者

ミウ

え

リュウ

なんか、くるらしいぞ
今日、おおよそ１０分後に

キアラ

いや、なんで前から言ってくれなかったの？

ディガル

（勇者って強いかな）

ティーゼル

まぁ、俺たちは人間なんだから大丈夫なんじゃね？

リュウ

勇者がおまえらと、俺の違いに気づけなかったら？

ミウ

たしかに、今見た目だけで人間か区別することは無理かもしれません

リュウ

そろそろだろうな
おまえらは俺の後ろにいないと容赦な切られるぞ
多分

ティーゼル

思ってるより怖い

キアラ

どこかの部屋にかくれてちゃダメなの？

ディガル

隠れる時間ないと思うけど

キアラ

そうかー

リュウ

ちなみにもう建物内には来てると思うぜ
さっき扉の開く音がしたし

ティーゼル

（耳いいのか）

キアラ

（そんな音聞こえたかな？）

ミウ

（思ってる以上に時間が経つのはすごい早いですね）

勇者が部屋の中に入ってきました

ルーカス（勇者）

（この小さいのがターゲットか？）

ディガル

（思ってるよりも強くなさそう）

ルーカス（勇者）

お前か？

リュウ

ようこそ
ルーカス・イニティウム、勇者さん

ミウ

（あまり見たことない顔してます）

キアラ

（普段の笑い方はかわいいのに）

リュウ

かわいい…？

ティーゼル

ディガル、なんか今リュウがボソッとなんか言わなかった？

ディガル

え、そうか？

ルーカス（勇者）

なぜ俺の名前を知っている？

リュウ

なんでだろうな

ティーゼル

（何も教えないスタイルか…）

キアラ

（まだ、なんとか安全か）

ルーカス（勇者）

後ろの人たちはなんだ？
人質か？

リュウ

さて、どうだろう

リュウ

どうやってこいつを気絶させようか

ミウ

キアラさん、やっぱりさっきからぼそぼそ何か言ってますよね

キアラ

確かに

ルーカス（勇者）

まぁいい
お前を倒せばすむ話だ

リュウ

あ、やべ、やりすぎたか？

さっきまで立っていたはずの勇者は倒れていた

ミウ

え！いつの間にこうなるんですか？

リュウ

うん、生きてるからセーフだ

キアラ

（いや、怖）

ティーゼル

ならいいか？いいのか？
俺たちはどっち応援すれば良かったのか分からないけど

ディガル

まあ終わったことだし、いいんじゃね

リュウ

白髪仲間なれると思ったんだけどな

リュウ

あとは、さすがに勇者だから身ぐるみ全部はがすとかはできないし、武器だけ回収するか

ミウ

まさかとは思いますけど、普段は身ぐるみ全部剥がしてるんですか？

リュウ

あぁそうだぞ

勇者でも倒すことができないとは…
どれだけ強く作ってあるのかはよく分かりませんね

ティーゼル

なんで武器だけなのさ

リュウ

このタイプの武器はあまり見ないからだよ
あとで、改造したら返す

キアラ

いや、返すんだ

ミウ

この気絶している状態でどうするんですか？

リュウ

ま、一番近い町に転送しておく
普段はどっかの森の中だけどな

気絶している勇者は謎のゲートに吸い込まれていって町の入り口あたりに転送されました

ティーゼル

おぉ、なんかすごい

ティーゼル

（それができるならみんなを転送してほしかった）

ディガル

それにしてもかわいい勇者だったな

キアラ

（え、嘘でしょ？）

ミウ

（勇者さんって男性ですよね？）

ディガル

なんでそんなみんな引いた目で見るんだ？

リュウ

あいつ、男だぞ？
お前は何を見ていたんだよ

ティーゼル

（ディガルが、とうとう目までおかしくなったか）

キアラ

（ディガルが普通にちょっとキモい）

リュウ

いま、ディガルを八つ裂きにするところだったぜ
俺たちとあいつは違うんだから言葉選べよ？ちゃんと

ディガル

はい、気をつけます…

リュウ

そういえば、おまえらはフルネームという概念はどこに行ったんだよ

ミウ

私たちにもフルネームはありますよ
ただ、村１つおなじ名字だったので忘れただけです

ティーゼル

何だっけ

キアラ

聞いたことないよね

ディガル

俺から質問あるんだけど、なんで聞いたこともないはずの勇者の名前が言えたんだ？
しかも、フルネームで

リュウ

おまえらにはいっとこうかな
ついでに愚痴も

ティーゼル

（愚痴？）

リュウ

俺さ

ミウ

（何を言われるのでしょうか）

リュウ

おまえらとか、人間の心の声が聞こえてるんだよ
俺見るたびに一瞬小さいって思うの何なんだ？
それ、俺の地雷踏み書けてるんだぜ？
本当は俺の方が大きいのに小さいって思われるからさ

キアラ

（やばい、表情は変わってないけれど怒ってるように見える）

ティーゼル

（なんか早口だ、絶対怒ってる）

リュウ

まぁ、もう慣れっこだけど、口で言ったら容赦なく○す

ディガル

（なんか怖いかも）

ミウ

（誰か言ってなかったんでしょうか）

ミウ

（言ってたら多分我慢してくれたんでしょうね）

リュウ

みんな、すっごいびびってるな
らしくないぞ？

ティーゼル

（何を知ってるのかは分からないけどまあいいか）

そうして、四人はわいわいと話していました

おまけ

こんにちは！ここから本文は作者です！

リュウ

いや、出てくんな

お知らせがあるから許せ

リュウ

何そのしゃべり方

今回出てきてくれた勇者、ルーカスさんですが…

夜玖様のキャラです！

リュウ

俺も、ちょっとメタいこと言うところだったぜ

うん、どこか分かっても何もしなくていいです

キャラがあってるか不安だけれどどうだろう

リュウ

俺は知らんぞ

よかったらキャラがあってるか教えてください！
これからも登場してもらう予定です！

ということで今回は終わります！

最後まで読んでくださりありがとうございました！

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第8話空は青い

闇夜ライト@小説書けてない(´・ω・｀)　フォロバ100％

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。