第4話

ある男の悩みと出会い
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2020/10/02 01:46 更新
阿部side
ラウール
ラウール
じゃあ阿部ちゃん先生、勉強教えてくれてありがと!
また明日!
阿部亮平
阿部亮平
おう!気をつけて帰れよ!
俺には誰にも話せないある悩みがあった。
それは生徒を好きになってしまったと言うこと。


その生徒というのは、ラウールなんだけど。

圧倒的な存在感と、話した時のほにょほにょした可愛さ、とにかく全部に惹かれてしまった。


もちろん、教師と生徒、男同士であるから想いを伝える気は無い。

それでも勉強を教えたりする内に、抑えきれないほどの欲が出てきてしまった。
阿部亮平
阿部亮平
あー、苦しいなぁ
なんて呟いていると、
同僚
同僚
あ!阿部先生!
今日飲み行きませんか?
同年代の男性教師が声をかけてきた。
気分転換にお酒を入れるのも悪くない。
阿部亮平
阿部亮平
いいですね!行きましょう!
仕事終わり。
同僚がオススメの店があると、あるバーを紹介してくれた。
『neve』
と書かれたバー。
確かイタリア語でneveって…


カランカランと音をたてる扉。
他の客は、右手で数えられるほど。
深澤辰哉
深澤辰哉
いらっしゃいませ。
これが俺とふっかの出会いだった。

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