血だらけのアイツを見て、
一瞬脳内がこんがらがった。
なぜなら、アイツは正規品にはなれるくらいの
実力があったから。
なぜだ?
なぜ廃棄になった?
とりあえず、今日は明日に備えて早く寝た。
ヒュンッ!!
思いのほか、決着は早く着いた。
早く終わらせて、アイツのことを聞きたかった。
その話を聞いて、僕には
『可哀想』や、『哀れだ』なんてものはなかった。
ただ、『自業自得』という言葉だけが浮かんだ。
でも、1つ。
心残りがあるとしたら。
ねぇ蜥火、あの約束はどうするの?
・・・・嘘つき。
『絶対』って何だよ。
でも僕は、怒りもせず、涙を流すこともできず、
自分の檻に戻った。
檻から出る。
研究員について行くと、
何か大きな機械があった。
硬そうなマットレスのような物を指差す。
僕は寝転び、仰向けになった。
すると、なにかカバーのような物が僕を覆った。
するとすぐ、眠くなった。
目が覚めて、僕は起き上がった。
誰か大切な人がいた気がするのに、思い出せない。
胸にぽっかりと大きな穴が空いたような、
そんな気がした。
そこから今に至る。
to be counted.














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。