ご飯を一口食べて、そう呟いた。
嘘でもなんでもない、本当に美味しかった。
温かいご飯……
蓮side
やっぱり思う。あなたは細い。細すぎる。
多分健康的な痩せ方をしてなかったんだろう。
おまけに、食も細い。
やっぱり許せない。あなたの親。
でもここで俺らが負の感情に支配されてはいけない。
──────とはいえやっぱり俺らに対してあなたは気を使ってるしな。
なかなか難しいだろう。今まで自分を虐げてきた人と同じ「大人」という存在に慣れるのは。
歳が1番近いラウールに対してもなかなか打ち解けられてないしな……
多分食が細いから、少ししか食べれないんだろうな
……多少の遠慮はまだあるだろうし
あー、アニメっていう存在すら知らないんだ。
見る時間も、機会も、全て奪われてたのかな……?
確かに、いいかもしれない。
って……話がズレちゃったけど、要するに、あなたは「普通」に慣れる必要がある。
そう言い俺はあなたの頭を撫でる
……え、今のあなためっちゃ可愛くない?
…………え?
失礼します!
作者です!
作者は明日、明後日、し明後日が修学旅行のため、話の更新が出来ません💦
把握をお願いします💦🙇♀️
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!