第6話

5話
207
2023/11/24 11:57
※今回は奏回です!ガレ様は多分でてこない‥かな?
最近、奏はニーゴ以外の事で、悩みがあった。それは、作業の合間に行く「記憶のセカイ」のガレリアンの距離が、最近近い気がするらしい。別に嫌な訳では無いし、やめて欲しいとも思っていないが、どうしてこんなに気にかけてくれるのか、気になって仕方がないらしい
宵崎 奏
宵崎 奏
うーんどうなんだろうな…
暁山 瑞希
暁山 瑞希
あれ、奏!どうしたの?
ニーゴの動画担当の暁山瑞希は、あまり作業が進んでいなさそうだった奏に声をかける
宵崎 奏
宵崎 奏
あ、ごめん…少し考え事してて…
暁山 瑞希
暁山 瑞希
ボクで良ければ、少し相談に乗るよ?
宵崎 奏
宵崎 奏
ありがとう…じゃあちょっと話そうかな…
笑われたり、呆れられるのは覚悟で話してみる事にした。
宵崎 奏
宵崎 奏
えっと…「記憶のセカイ」でKAITOみたいな人居るでしょ…?
暁山 瑞希
暁山 瑞希
あー!ガレリアンさんだっけーちょっと優しいよねー!
宵崎 奏
宵崎 奏
あ、え、そうなの?まあ…とにかくその人の距離が近い気がして…
暁山 瑞希
暁山 瑞希
え、そうなの…?ボクは一定の距離保たれてるけど…(遠い訳ではない)例えば?
以外と真面目に聞いてくれる瑞希に心底驚きながらも、最近にあったことを言ってみる。
宵崎 奏
宵崎 奏
えっと…セカイに行ったらすぐ来てくれたり…褒めてくれたり偶に撫でてくれたりとか…
相談しながらも奏の中では一つの説が思い浮かんでいた。それは、ガレリアンが「自分を娘のように思っている説」だった。さっき言った事も、大体そういう感じだとは思っていた。なので、愛されていたとしても家族愛のような物だと思っているのだが…
暁山 瑞希
暁山 瑞希
わあ…大分ボクと違うなあ……あ、もしかして!
しばらく瑞希は考えた後、一つの答えを導き出した。
奏は瑞希も自分と同じような答えに行き着くと思っていたのだが…どうやら違うようだった
暁山 瑞希
暁山 瑞希
きっと…奏の事好きなんじゃない?
宵崎 奏
宵崎 奏
え…?えっと…家族愛、みたいな?
暁山 瑞希
暁山 瑞希
いや、そうじゃなくて!恋愛的にかも!
宵崎 奏
宵崎 奏
…えっ?い、いやいや…
暁山 瑞希
暁山 瑞希
だってさあ!あんな感じの人が奏にはデレデレだなんて!好きとしかありえないじゃん!
宵崎 奏
宵崎 奏
ええっ…
暁山 瑞希
暁山 瑞希
で、奏はそれどう思う?
しばらく瑞希は自分の考えを言っていたが、奏にどう思うか聞いてみた。
奏は少し考えてから、こう答えた。
宵崎 奏
宵崎 奏
うーん…本当に好きなのかな…それに、私もガレリアンが好きか、まだ分からないし…
暁山 瑞希
暁山 瑞希
うーんそっかー‥
宵崎 奏
宵崎 奏
あ‥もうそろそろ作業戻るね
暁山 瑞希
暁山 瑞希
あ、はーい!
奏はそう言い、作業を進めるために会話を止めた。
そして瑞希はマイクをオフにし、独り言を呟いていた。
暁山 瑞希
暁山 瑞希
うーん…これは、ガレリアンは絶対好きだね…
暁山 瑞希
暁山 瑞希
よし、こうなったら‥!
瑞希は決意したように顔を上げ、少し大きな声で言った
暁山 瑞希
暁山 瑞希
徹底的に作戦を考えてやる!
ギリセーフ‥!

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